この記事は、
軽井沢バス事故映像の公開…※1/22追記ありについて書いています。
こんばんはでございます。
この件については、後から後から(笑)
なんのかんの出てきます。
で、車の状態まで引っ張り出して報道してますが・・・・
このトラバ元の方が言っておられる通り、このドライバーと会社に責任を必要以上にかぶせて幕引きなのかと。
で、私が考える事故の第一原因は「不慣れなドライバーを乗せたこと。」
車自体になれることももちろんですけど、目が衰えていて夜間の運行というのが・・・
かなり厳しくなるということを認識していないというのが原因です。
これ、運行管理のできていない会社特有の問題なんですよね。
本来ならできていない、と、していないというのは別問題なんですが。
ドライバーも不足していますが、運行管理ができるもの・・・
それも適切に乗務員の指導までできるやつというのは限られています。
極端な話、台数の縛りだけで人数が割り当てられますんで・・・
普段帳面つけている社長の嫁さんでも大丈夫なわけで(笑)
旦那が酔っ払い運転で免許なくなったから、嫁が運管で運営しているダンプ屋だってあるんですから(笑)
これでも帳尻さえあってれば監査が来ても処分でません。
なんでこんなこと書けるのか(笑)・・・・
はい、陸運の監査官の裏をかいていましたから(笑)
大手にいましたから、かなり厳しいチェックをされても破綻しないようにと。
それなりな対策と書類を確認してました。
実際のところ、上司から見せられた書類をチェックしていたら・・・・
デタラメで行政処分来ても知らんよというレベルでしたんで、3年分遡って処理したこともありましたが(笑)
おかげさまでほぼ完璧に仕上げて行政処分食らったことはありません(笑)
それを転勤と会社移籍の度にやりましたが、何か(核爆)
陸運局、労基署、消防署、総合通信局、国税、ISO関係まで・・・・
監査対策のオーソリティとも呼ばれ、他支店の手伝いまで行かされました。
とはいえ、私の場合は貨物の業界ですけど。
ただ、昨年の話、今の職場の最寄駅に来るタクシー屋が一軒長期の営業停止を喰らいました。 というのも運行管理者が病欠(?)で不在になった状態で営業を続けたとして全車180日の前代未聞の営業停止が来ました。
貨物の場合、飲酒でひき逃げしても営業停止1週間くらいだったと(笑)
本来なら、まめに監査を行って低レベルな会社に対してはこれくらいやらないと、何が正しくて何が間違っているということが経営者に対してわからさないとダメだと。
私の経験上、運行管理者がいくら頑張っても・・・・
経営者と、その身内がアホだと、まともな人材からやめていってしまい・・・
やっていることが無茶苦茶なことになるかと思います。
法律、規則を守ろうとするとしんどいし、痛みが伴いますし、コストもかかります。
それを安易に逃れようとすると概ね事故が起こると。
役所はそれに対して警鐘を鳴らし続けないといけないわけですし、
会社を運営しているものは法規の遵守に努めなければならないと。
陸運局へ事業許可申請した時、認可の条件として・・・・
「法令・規則の遵守」という項目があるはずだと。
片っ端から監査を行って、微妙な会社は営業停止というのが妥当なところかと。
基本的には規制緩和で「経営してはいけないヤツ」がどんどん参入してきたのが・・・
全ての事の発端ではないかと。
それは、貨物も旅客も同じことですかね。 過当競争で激安運賃になり・・・
で、結局長時間働いても実入りがないし、リスクばかりなので・・・・
避けられた挙句、免許制度の改正で大型車に乗れる人間が激減してこんな状態です。で人手不足で業界自体がブラックになると。
んで、大手に勤めているまともなドライバーはそう会社をやめませんから・・・
中小の怪しい会社に来るのは微妙なヤツばかりで(笑)
組織とか規則とは縁のないようなのが(笑)
個人個人が社長さんみたいなのが・・・ まして爺ならなおさら人の言うことなんぞ聞きません。
その会社の同僚が今回の事故も早く養成したいから、慣れない運転士に峠走らせたんじゃとか・・・・言ってましたが、それ自体が大きな間違いですね。
誰が勝手にそんなことして良いと。
目先のことしか見えていないし、目先の利益、目先の楽で行動すると・・・・
最終的にこうなるんじゃないのかという見本みたいな事象ですね。
関越道のバス事故の際は、事故を起こした中国人が個人所有のバスを名義借りで運行していたら、事故ってあらましがバレてしまったという事象がありましたが・・・・
未だに名義貸しをやっている業者は後を絶たないと思います。
まあ、安いものを求める、便利さを求めるというニーズに応じて、そういった企画を行うのであって、そうなればツアー会社も利益を求めますから・・・
バスの料金叩きには行きますけど、仲介業者の問題も解決されてはいないと。
大きな会社、航空会社や鉄道会社ならば役所も叩きやすいですが、中小になると事業権、既得権益の問題もありますんで、及び腰になりがちですけど。
今後、国交省には頑張ってろくでなしの排除を徹底してもらうことと、
行政処分を厳しくして厳格に規則を運用してもらうことですかね。
これが再発防止の第一歩だと思います。
車両の問題もさることながら、これは明らかに人命軽視な会社が起こした人災です。
不慣れな人間雇ったならば、なれるまで我慢するのが会社です。
で、危険を感じれば予告手当を払っても解雇するというのが安全を守るということではと思いますね。 リスクヘッジの問題でもあります。
車両の不具合も考えられるとしたら・・・ それはそれで原因を追究して欲しいものです。
ということで。
もうこのような悲しい事故を起こさないように・・・・
結局、事故ると関係者全てが不幸になるということを考えて欲しいと思います。
特に問題なのは中小企業の経営者。
「下町ロケット」ではありませんが、運輸関係の中小企業経営者には・・・・
目先にとらわれて本質が見えていない人が多いと感じています。
全てがそうではありませんが、自分と身内に甘いと最終的にそうなるのかと。
何が正しく何が間違っているか正しく判断して経営して欲しいものですね。
ということで、この話の結びとしたいかなと。
最後にこの事故でお亡くなりになったご被害者の方のご冥福をお祈りいたします。
また、お怪我をされた方の1日でも早い回復も併せてお祈りいたします。
神様のご加護がありますよう。
NZ