2016年03月23日
こんばんはでございます。
例のトンネル火災の話ですけど、まああんなものかと。
ただ、どう言い訳したら罪が軽くなるかというだけの供述っぽいですね(笑)
周りのクルマにドラレコが付いているので、適当なことを言ってもつじつまが合わなくなって検察官の心証が悪くなるだけなのですけど。
物流の業界を離れてはや丸6年になりました。
戻ってこないかというお誘いもあったのですけど、今の会社にいました。
というのも同業者がいろいろと教えてくれて・・・
誘ってくれていた会社の内容を全部教えてくれるからなのですけど。
まあ、ブラック企業の監査逃れの手伝いするのは主義に反するし・・・
経営者のバカボンがレクサスなんか乗ってキャバクラの話するのが単にいやだったりするのが事実だとか(核爆)
ただ、現在の生活において物流がどんな役割を果たしているか理解することが、
事故を減らす要素になるのかとか。
事実、今のスーパーチェーンはPOSと物流センターで成り立っています。
POSとは販売時点情報管理ということで、リアルタイムで販売されたモノを管理し、
そのデータを基にして商品の発注を行ったりするシステムのことです。
そして、物流センターでは店舗別に1個単位でベンダーに発注し、それを店舗に一括して発送します。 店舗では検品と品出しのみ、店別の仕分けはセンターで行います。 そして、センターは24時間稼働で在庫を持たず、スルーセンターとして機能します。
要するに、センターを運営する物流会社は24時間365日、店が開いている以上は止められないわけです。 また、配送に入っているドライバーも交替で休暇を取る形になります。
コンビニも似たような形だとご理解ください。
で、店着配送業務込みでセンター業務を受託した業者は・・・ 何を基準にギャラをもらっているのか・・・・ バラシていいのかなあ(笑)
概ね、センターを通過した商品の納品金額にある一定の割合を掛けたもの。
常温商品なら○% 冷凍・チルドなら×%とかです。
まあ、チェーンによって掛け率が違いますんでなんともですけど、
繁忙期になればなるほどもらえる額は増えますけど、その分増便とか増員対応する必要があるので経費も増えます。
で、これの原資になるものとは、このスーパーチェーンに品物を納品するベンダーさんが、納品金額の数%を店着配送手数料等の名目で納めています。
それを払わず直接納品も受けてもらえますけど、やはりセンターを通さないといろいろと問題があるようで、現在これが主流になります。
なので、メーカーさんも工場から倉庫や問屋、スーパーチェーンの配送センターまで運ぶ運賃は値切らざるを得ないことになります。
まあ、もともと運賃に見合った仕事というモノが少なかった上に、
店着配送の手数料を取られていれば、コストを下げるには他の運賃叩くしかないわけで、復便で地元に帰る車をブローカーから紹介してもらい・・・
安い運賃で走らせるという行為をするわけですね。
簡単に説明したらそんなところです。
私が最後に居た会社は、冷凍・チルドの共配をやりーの、外食のストックセンターやりーの長距離部隊はその倉庫の中身を帰り便で持ち帰りーのというのが主な業務で、自社の部隊で受託した業務をほぼこなせるのが強みでした。
ただし、上る荷物が薄いので何台かはもらい荷して上らせてセンターまで引く荷物の台数を揃えるのに四苦八苦してましたけど(笑)
何でこんなことを書くかというと、新鮮なものが食べられるのも手軽に外食でおいしいものが食べられるのも、物流があってのことなのです。
で、実際に拘束時間の割には給料は多くありません。
地方から都会に上り、帰り荷がもらえて帰ったとしてもどうなんでしょう、
多くの会社は歩合制で水揚げの金額を基準に給与計算しているところが多いです。 また、その際使った燃料代を加味したりするところもありますね。
定期便のように安定した仕事ではないドライバーさんの収入は不安定です。
まあ、労せず儲けようという人間の性か、上前をはねる商売をしたがる業者が増えて以前より運賃自体が下がっているんじゃないかと思いますね。
まあ、なのでドライバーをいたわればいいのですけど、過度にいたわると(笑)
会社自体が儲からないことになります。
なので、会社としてもドライバーとしても1円でも多く稼ごうとすると・・・・
法令なんかくそくらえになるわけですわ。
まあ、いたわったり、ねぎらったりするのと甘やかすのはまた別問題なんですけど、あまり無茶やると事故ります。
かと言って、適切に休ませたり、タコグラフをチェックして指導するのも重要です。
なぜならば、自分ではなく仲間が事故を起こしてもみんなが不幸になるからです。
まあ、それが経営者や運行管理者の責任なのですけど。
こんなことばかり起こっていたら、不適格な企業は淘汰され、需給のバランスが崩れてしまい、現在の配送体系が維持できなくなるのは見えています。
そうなると、さてどーなるのかなとか。
と、ここまでにしておきますねー(笑)
NZでした。(笑)
Posted at 2016/03/23 23:07:37 | |
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