2020年06月06日
今夜は東方で始まります(笑)
告白すると、オープニングに貼る動画が決まらないとブログ書くのやめたって(笑)
実は相当回数放り投げてます。
コロナコロナと騒ぎになる前から、黒猫団グループはテレワークです(笑)
詳細はここに書けませんがグループウエアを使って情報交換をやってます。
重いファイルとかLINEで送れないやつでも貼り付けて共有できるのと、
占有スペースとして使えますし、いろいろと便利です。
えー、緊急事態が解除になりまして、マツ耐はまだですが、MFCTとパーティレースは再開予定が確定しました。
MFCTは7月12日のもてぎ、パーティレースは6月27~28日の岡山で2戦、というスケージュールが確定しました。
ということで、黒猫団デミオは鋭意マシンの準備を進めてシェイクダウンもほぼ終わりましたということで(笑)
コロコロパニックで開幕が遅れましたが、何とかシーズンインということでw
応援よろしくお願いいたします。
去年の夏から最終戦に向けてコツコツとモディファイして、今シーズン仕様へとさらなるアップデートを投入しています。
2020レギュレーションへの対応もですが、タイヤ規制が厳しくなったのでそれの対応が主となりますが、ドライバーさんも乗れていますので(笑)
がんばって欲しいと思います。
んで、本題です。
結構外気温が上がってきました、人間的には熱中症対策をして外に出る時期ですが、クルマも然りですね(笑)
余裕があるとき、エンジンを掛ける前にボンネットを開けて冷却水のリザーバを見て水量を確認してくださいね。
んで、問題はまずラジエータキャップです。
これ、古くなるとろくなことになりません。
そもそも、ラジエータからエンジンに冷却水が回っていますが、冷却システムは「加圧水系」と呼ばれ、加圧された環境で冷却液が循環しています。
大気圧のみで冷却している冷却系を「沸騰水型」と呼びますが、内燃機関で言うと昔の農業用発動機の一部でラジエータではなく水を蒸発させて冷却していた機関がありますが、今のエンジンでそんなことしてたら水がいくらあっても足りません(笑)
なぜ加圧するかと言うと、液体の沸点は加圧環境下では上がり、減圧環境下では下がります。
さらに、純水の沸点は約100℃ですが、冷却液のように混ぜ物するとやはり沸点が上がります。
そのため、単位量当たり吸収できる熱量が増えますので内燃機関を安定稼働させるために冷却して温度管理をするわけですね。
概ね今のクルマでは搭載できる冷却水の量が限られてきますんで、必要最低限の量しか積まれていないと考えてください。
で、この冷却系の圧力をつかさどるのがラジエータキャップなんですよね。
ただ、これは構造上1年に0.1Bar位ずつ圧力が低下します。
基本大気圧+ラジエータキャップに記載された圧力が冷却水系に加圧されています。
もちろん、冷却液に熱が入ると冷却液の体積が膨張しますから冷却水の圧力も上がります。
で、そのため圧力が上がりすぎるとラジエータキャップのバルブが開いてリザーバータンクに冷却水を流出させますが、設計圧力よりキャップが劣化して圧力が下がった場合、早く流出してしまい、空気が入ってはいけない循環系に空気が入ります。
また、逆に冷却水が減っていると、リザーバーから吸い出して循環系に戻す働きがありますが、リザーバータンクが空になると空気を吸ってしまいます。
一番怖いのは、圧力が下がって沸点が下がり、冷却水が沸き気泡ができてこれがラジエーターの上部にたまることです。
そうなるとラジエータ内できちんと対流しない上、エンジン内に冷えた冷却水が戻らなくなるのでオーバーヒートする危険性が高くなります。
参考までに動画を貼っておきました。
ということで、交換した覚えがないと思いましたら点検をおすすめします。
冷却水系のリークテスターがあれば測定できますけど、
変えた覚えがなければ点検整備記録簿をみて確認してくださいね。
あと、TRDとかSTIとかチューナーさんブランドでハイプレッシャーキャップが出てますが、これはこれで付けても冷却水が漏れなければいいんですけど、ホースが劣化しているとクランプのところから滲んできます。
なので、付けるのは止めませんが、もしも漏れが見つかったらすぐに元の圧力に戻してください。
あと、設定が無い車種があるかと思いますが(比較的新しいクルマ)これは付けない方が良いかと思います。
ラジエータのカシメ部とか、アッパータンクとかコアとタンクの継ぎ目から漏れる恐れが多分にあるので設定していません。
絶対に付けてはならない車種も情報が入っていますけど・・・
ワタクシには関係ないので(笑)
さらに、酷暑な夏にサーキットでの試合を走るクルマに関してはさらなる対応が必要になります。
とは言え、オーバーヒートさせると大事ですから目視で冷却水点検して、減ってたら補充するとともに、ラジエータキャップとか点検しましょう。
ちなみうちは、ラジエータキャップは2台ともハイプレッシャーキャップに交換してます。工廠で漏れのチェックしてますんで問題ありません。
ジムニーさんはこの秋車検なので、キャップ調べて抜けていたら交換しますw
交換用のキャップも購入しています。
ということで、まず冷却水系のお話でした。
ではでは。 NZでした。
Posted at 2020/06/07 00:53:43 | |
トラックバック(0) |
メンテナンス | クルマ