この記事は、
入院決定について書いています。
普段事務所にいて、現場に出ないため相当久しぶりに野外活動をすると・・・
くたびれてそのまま寝てしまったNZさんです。
標題の件ですが、この部分は公知情報として公開しますのでご参考に。
私自身も原因を確認したいなーという事で、ホンダの関係者の所に行き、
マニュアルかパーツリスト見せてねってことで行きました。
というか、そんなことするより彼に症状を言うと一発で原因判明です。
以下、現象を再度整理しましたので。
1.タイヤの音が大きくなったとか、ジャダーが出るのはドライブシャフト起因。
車輪の動きに追従するためにジョイントになっている部分にベアリングが付いていますが、そこのベアリングがシャフトブーツに脱落して、シャフトブーツを破ります。
そのベアリングは3個でシャフトを支持していますが、1個落ちただけでトルクを受けると異音とジャダーが出ます。
2.なんで外れたかという原因について
ここの部分は動きに追従するために軽く動くのですが、ドラシャの取り扱いを誤ると簡単にベアリングが落ちるそうです。
ネッツのマネージャーも指摘してましたが、無理やり伸縮させたりすると3個あるベアリングのうちの1個が脱落してシャフトブーツに落ちるとか。
そうなると異音とジャダーが出るという事です。
症状的にはタイヤのノイズが大きくなったような感じがします。
えー、大変厳しいお言葉をいただきました。
部品自体の不具合の可能性も捨てきれないそうですが・・・・
車高調をいじくって下限以上にべたべたに落としたり、DQN車ご用達の延長ロアアームつけたりすると、バウンド喰っただけで外れるとのこと。
なので、無理やり伸縮させることはNGで整備する人間ならば常識的なことだと。
3.ミッションの脱着作業との関連性
もし、脱着作業をする場合ドラシャを抜くのは基本中の基本で、横着して抜かなければこのトラブルを起こすリスクはほぼ100%あるとのこと。
「無理やり曲げたらベアリング落ちるか、そのうち落ちる状態なる」
また、抜いても刺すときいい加減な作業をすると落ちます。とのことです。
今はドラシャのミッション側については、緊急時牽引する際に外しやすいようどのメーカーのどの車も簡単に抜けるようになっていますんで、抜け止めのピンとかはなく、抜き差し自体はそんなに難しい作業ではないとのことです。
なので、このトラブルの原因もほぼここの時点での作業が起因したのではと。
4.復旧の可能性と発見が遅延したことに関する影響
概ね、ここだけだと発見が早ければドラシャの交換だけで完全復旧するそうです。
ベアリングが壊れて部品がシャフトブーツに落ちて走っているとそれが中で暴れてブーツを破きますんで、ドラシャブーツが破けた原因はそれですね。
ほぼ、間違いないと思います。
しかし、このケースではドライブシャフトの話になると、担当整備士が話をはぐらかしたりしてましたよね。
おそらく、その時点で間違いなく気が付いていると考えます。
その時、きちんと作業ミスの可能性を示唆して謝っていればこんなことにならなかったというのは間違いないかと思います。
少なくとも、見た整備士にはその時点で原因がわかっていて対応すれば、オーナーさんに不安を与えることは無かったと思いますし、メカならだれでもわかるレベルのトラブルだという事ですね。
あくまでも私の私的な意見ではありますが、責任とらされるんで黙っていたんじゃないのかと思います。クレームの多い車両個体だった上にものすごく恥ずかしいミスなので、下に示しがつかないとでも思ったんですかね。
機関車のATS叩き壊したバカと同等か、お客様を危険な目に合わせたのでまあそれ以下の卑怯で愚劣な行為ですね。
ただ、ミッションを交換して2万キロ走行したという事になると・・・・
2人で顔を見合わせて黙り込んでしまいました。
今後、安心して乗るにはいかにするか、どのレベルまで掘り下げて影響を確認するかによりますが、彼が言うのはデフにも影響が出ているのではとのことです。
症状が出てすぐドラシャを交換した場合でも、しばらく確認しますが・・・・
もうそんな状態じゃないかもしれんなというのが、2人の共通見解です。
トーが相当狂っていること、ブレーキディスクにパッドが当たっていた疑いがあること。相当ずれてますねということで、また彼の意見ではデフのサイドベアリングがおかしくなっているかもしれないという事で、ミッションもダメですね。
また、ハブベアも怪しいですし、アクスル全体を点検する必要があります。
また、片側だけ修理すると距離を走るとへたり具合が変わりますんで・・・
しばらくすると真っ直ぐ走らなくなります。
これFF車では致命傷なんですよね。
北海道という使用場所において、単位時間で距離を稼ぐ分異常が早く発現しますんで、適当な修理するともう何年も使う事は出来ないのではと考えます。
使用地域を考慮すると半端な修理では持たないという事です。
という事で、やるべきことではという事を以下にまとめておきました。
これはあくまでも私ならばここまでやらないと安全性に問題があるんで、公道を走らせたくないというレベルです。
まず、異常のあった右側のみの修理では納得しません。左側もです。
フロントサスペンション構造体はロアアーム以下全部ばらしてブッシュまで交換。
ドラシャは左右新品、ミッションは新品交換ですね。
その上で組み直した後、動的4輪アライメントを掛けてリアのサスペンションに手を入れるか検討します。 トーが狂ったまま相当走らせている疑いがあれば・・・
リアサスにも影響が出ている可能性もありますので。
まあ、ざっとこの位でしょうか。
その他、微妙な裏話とかネガティブな部分がありますんで、
もう少しオーナーさんにお知らせすることがありますんでメッセ飛ばしておくことにします。
ということで完結します・・・・(とりあえず最終回です)