車検前整備でボールジョイントブーツ交換。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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先日のタイヤ交換の時にボールジョイント廻りのグリスの滲みが気になっていたので車検前整備としてフロントとリヤーのボールジョイントブーツを全て交換しました。使用されているボールジョイントブーツをパーツリストで調べるとブーツの種類はタイトル画像の様に2種類有る事が分かりました。但し、フロントのロワーボールジョイントブーツは部品設定が無く通常ではAssy 交換になってしまいますが調べてみるとタイロッドエンドブーツと同じ事が分かりました。又、リヤーのロワーボールジョイントブーツがパーツリスト上ではアッパーボールジョイントブーツと同じ品番になっていますが実際にはトーコントロールアームのボールジョイントブーツと同じ物が使用されているので注意が必要です。
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先ずはフロントから作業開始しました。アッパー、ロワー、タイロッドエンド全て交換するのと同時にブレーキ廻りのメンテナンスも行う為作業性を優先してナックルを外して作業を行いました。写真は既にブーツの交換が終わった状態です。この後ナックルを取り付けキャリパーのスライドピンの動きを確認してピン廻りの給油とキャリパーの動きの確認を行いフロント廻りの作業は終了です。キャリパーについてはフロント、リヤー共に予備のキャリパーとオーバーホールに必要なシールキットとピストンも手元に揃っているので又タイミングを見て作業をする予定です。
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続いてリヤー廻りの作業に移ります。
ボールジョイントを外すのにはアストロプロダクトのボールジョイントプラーを使用しました。
ボールジョイントプラーを選ぶポイントは現物を確認しながら強度はもちろんの事、製品によっては締め込みボルトが細目でない製品もあるので注意が必要なのとセンタリングがしやすいアーム形状からこの製品を選びました。余りゴツい製品だと狭いスペースで入らない、なんて事にもなりかねませんからね。
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リヤーはロワーアームボールジョイントブーツ交換→トーコントロールアームボールジョイントブーツ交換→アッパーアームボールジョイントブーツ交換の順で作業を行いました。この時リヤーのアッパーアームボールジョイントを固定しているボルトを取り外す時にはロワーアームにパンタジャッキを噛ませてアッパーアームが水平になる位までジャッキアップをしてボルトをフリーにしないと100%ボルトの山を潰す事になるので注意⚠️が必要です。ボルトを取り付ける時も同様にして作業を行います。
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リヤーもフロント同様ブレーキ廻りのメンテナンスナンスも同時に行いました。この時右のキャリパーのスライドピンに少しの固着がありましたが分解して清掃と給油を行いました。サイドブレーキの固着の有無も全て確認して動きに問題はありませんでした。フロント、リヤー共に120000km一度もローターとパッドは交換していないので次回ブレーキメンテナンスの時にはローター、パッド共に全部交換かな〜。
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参考までに使用されていた2種類のブーツです。
大きい方がアッパーアームボールジョイントブーツで純正品番が45723-60B00 小さい方がタイロッドエンドブーツとロワーアームボールジョイントブーツ、トーコントロールアームボールジョイントブーツで純正品番が48819-60B00 クリップが09401-23403になります。
今回はモノタロウでミヤコのTBC-011(DC-117)x4個 とTBC-013(DC-2523)x8個( )内は大野ゴム品番を購入して使用しました。割りピンはホームセンターで3x25を購入して使用、品番についてはあくまでもカタログ調べの為ご使用の際にはメーカーに問い合わせの上自己責任でお願いします。
因みに今回交換した12個のボールジョイントブーツを点検すると新車時より無交換でも特にひび割れやブーツの破れは有りませんでした。グリスの滲みはブーツの硬化によるシール性の低下による物で幸いにもブーツ内への水分の侵入やグリス切れによる固着やガタもありませんでした。車検前整備として必要かと問わればら現状では必ずしも必要とは言えず予防整備の範囲内のレベルで総じて年数と120000kmの走行距離を考えれは程度は良い方だとは思います。
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