
「シングルハートの裏側」より
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エンジンオーバーホールでお預かり中のシルバー32
排気系ターボ周りの組付けです。
34N1ターボ、東名アウトレットは継続使用です。
東名エキマニは新調です。
新製品の鋳造品ではありませんが
音に関しては未知数ですので
従来のパイプタイプにしました。
エキマニ割れを考慮して
新製品はフルキャストになっているそうですが
シングルハートでは
10年以上前から東名エキマニを使っていますが
サーキットのハードユーザーでさえ
エキマニ割れを経験していませんね。
(タイトル画像)
普通にターボを組み上げて
レイマックスの蛇腹の無いフロントパイプを当ててみると
前側のアウトレットとフロントパイプで
この様な隙間が出来ました。
フロントパイプは継続使用品です。
これ位であれば無理に締めてしまう事も可能ですが
それではフロントパイプがきれいに響きません。
単体で叩くと非常に良い音のするフロントパイプですが
無理に締めて応力が掛かった状態では
響きが鈍くなってしまいます。
すり合わせの開始です。
前の画像の方がよく分りますが
フロントパイプの後ろ側のフランジは
ピッタリと合っていますが
前側のフランジに隙間があり
しかも、その隙間は平行ではありません。
シリンダー側の方が隙間が広がっているので
三次元ですり合わせをします。
すり合わせといっても削る訳ではなく
エキマニ、ターボのボルトと
ボルトホールの隙間を利用し
位置をちょっとづつずらしながら
フロントパイプのフランジが
ぴったりと合うようにしていきます。
バルブクリアランス調整と同じで
焦ると良い結果となりませんので
一日掛けるつもりですり合わせをしていきます。
不思議に思われるかも知れませんが
トルク管理もしっかりとして、すり合わせ終了です。
フロントパイプ前側のフランジが
ピッタリとくっついています。
画像の通り、ナットも締めていない状態です。
ここまできれいにすり合わせが出来ると
フロントパイプの打音は綺麗に響きます。
以外に雑な扱いを受けるターボのステーですが
注意深く取り付けを行います。
ステー自体のボルトホールは長穴ですので
どの様にも付いてしまいますが
ターボ側、シリンダー側、どちらにも
ピタッと密着した状態で締め付けなければいけません。
そうしないと、ステーを付ける事で
かえってエキマニに応力を発生させてしまいます。
折角すり合わせをしたアウトレットのフランジ面も
ずれてしまいます。
細かい事ですが、こういう事で
エキマニ割れが無いのかも知れません。
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着々と。。。
妥協無く。。。
嬉しい×嬉しい。。。
毎回ですが。。。
楽しみ×どんどん膨らむ。。。
Posted at 2018/04/26 19:24:33 | |
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G子 | 日記