ムソルグスキー作曲組曲「展覧会の絵」の終曲に「キエフの大門」と言う曲があります。
キエフとは言わずと知れた今のウクライナの首都です。この曲は再建される予定の門のデッサンに基づいて作曲されたものです。
一般的にオーケストラで聞くのはラヴェル編曲のもので、この曲皆さんは「ナニコレ珍百景」のBGMで耳にしたことがあるかと思います。
今朝もウクライナ関連のニュースを見聞きし、国を捨てて逃げるしか無い家族、とりわけ子供の姿や、戦火に見舞われ命を落とす民間人や子供の様子を垣間見て、この曲が希望をもって鳴り響くのはいつなんだろうかと、ずっと頭の中でリフレインしていましたので、その後CDを聴きました。中間部のメロディはいつもより人々の祈りの気持ちを強く感じ、終盤では何だか涙が止まらなくなりました。
さて、今週は今日も含め午後に用事がある日が多いので、午前中にウォーキングに出かけています。
今日はとても暖かい日でしたので、鬼怒川の堤防沿いでは近くの保育所の子どもたちが芝すべりをしていました。

近くを通ると私に手を振るかわいい子もいたので、こちらも笑顔で手を振り返しました。
そんな姿を見てウクライナの子どもたちは故郷と別れるため、さよならの意味で手を振らなくてはならないんだろうな、などと様々な思いが沸いてきました。
で、午後はカミさんから言われた用事と、予約していたBDソフトが入荷したので受取に行ってきました・・・

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』です。

ダニエル・クレイグがジェームスボンドを演じる最後の作品です。
今晩はこれを観ますが、普通に安心して観られることへの感謝と、ウクライナの人々の苦悩に何も出来ない自身への罪悪感を少し感じながら観たいと思います。
Posted at 2022/03/01 16:31:43 | |
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