現在住んでいる母屋は築11年・・・
大手住宅メーカーの施工です。
カミさんがピアノ教室を営んでいるレッスン棟は、以前の母屋の一部で、
築40年あたりでしょうか・・・。
当時、カミさんが私と結婚する前に地元の施工業者に依頼の上、改築してレッスン室と2階を棟上げした家屋です。
家屋もクルマも、それなりの年数を重ねれば痛みもします。
で、そのレッスン棟の2階の屋根の軒が1年前くらいから、
一部がちょっとめくれてきました。
カミさんは、もう古いんだから、いいんじゃない・・と、言っていたのですが、
軒のパネルが台風で飛んでいったり、田舎なのでスズメバチが営巣したりする可能性もないわけではないので、自分としては心配していました。
1階の軒くらいなら、はしごをかけて自分で補修もできますが、2階の屋根の軒となると、ちょっと自信がありません(^_^;)
※体重も重いので・・・。
そこで、今回はカミさんの知り合いの個人の業者に修理を依頼しました。
今日、予定を空けていただき、めくれあがっていた軒を剥がしてくれました・・・

軒のベニアを剥がすと、中の木材はしっかりしているとのことで、安心しました。
ただ、高齢の職人気質の親父さんが、私を呼んで語り始めました・・・
ベニアを補強する横木がないんだよな・・・、少なくても2本、オレなら3本入れるがな・・・・・。
つまり、こう言うことです・・・

本来なら、画像の赤線のように木材が入っているべきなのだそうです!
ようするに、薄いベニヤ板で蓋をしているだけの状態だったと言うことです。
どうする!?と、言われたのでが、個人的にはめくれた部分に上から別な木材でも打ち付ければいいかと思っていたのですが、職人気質のその言葉に、すべてお願いします!と、言うことしか出来ませんでした。
もちろん、2階屋根の軒すべてをやり直すとなると、大変なことになりますし、
今、不具合のある部分以外は何ともないので、この部分だけの補修と言うことでお願いしました。
まあ、40年間もったことをよしとするか・・・
40年経って、事実がわかったことをよしとするか・・・
ただ今回、これだけでも、特別給付金一人分が消滅するかも(T_T)
このような見えない部分は、なかなか一般には分からないものですね(^_^;)
クルマのメンテナンスも同様で、我々には分からない部分は、まかせるしかないので、人が大事なのだと言うことを感じます。
【6/16加筆】
今日は昨日の作業の続きで職人さんが来てくれました。
昨日は職人気質の親父さんだけだったのですが、今日はもう一人の職人さんも
来てくれました。
お願いした部分は午前のうちに終了の目処がついたのですが、
私たちが気づかない部分がもう1カ所あったようで、ついでに出来るんだけど、と言われ、新たに足場を組むこと考えればこれはお願いする以外の選択肢はありません。
さらに、これも私たちは気づくことさえ出来なかったのですが、瓦にヒビが入っているのが数枚あるとのこと・・・。
原因は、本来瓦は銅釘を使って打ち付けるそうですが、鉄釘で打ってあったそうで、鉄釘は年月で錆が膨張して瓦にヒビを発生させるんだそうです。
幸い、古い家屋の瓦を10数枚保管してあったので、ついでに交換しておくよと言ってくれました。
まあ、それなりに費用はかかってくるかもしれませんが、それぞれを業者に依頼するよりは助かります。
今は何でも依頼項目しか見ない業者が多いのかもしれませんが、こうした見て見ぬふりは出来ないという職人さんは貴重なのかもしれませんね。
Posted at 2020/06/15 22:21:28 | |
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