F355Jのブログ一覧

　「F355 誕生25周年記念大会」を開催されると、夢・心・彩・純さんから御連絡を頂いたのは、昨秋だっただろうか。
　F355は、1994年デビュー。
　もう四半世紀を生きてきたマシン。
　普段、355乗りの方と御会いする機会も少ない私は、同じオーナーの方々とともにF355誕生25周年を祝い、F355について語らう機会として、この日が来るのをとても楽しみにしてきた。




　まずは前日、会場となる、「帝人アカデミー富士」入口へ集合。
　陽射しが、メタセコイアの葉を通して届くのも美しい。




　夢さんほか、前泊組で下準備をするため、並木道を駆け上がる。
　何と気持ちの良い道であることか。




　F355の走る姿を追いつつ、自らのF355を操るのが、これほどまでに幸せだとは。




　駐車位置のマーキング等を済ませ、宿泊先のホテルへ向かう。




　夕食は、ホテルの居酒屋。
　幹事の労をとられる夢さんほか、開催準備の共同作業で打ち解けたオーナー同士、前夜祭として多くを語らう。
　しかし、いくら多くを語ろうとも、語りつくすということがない。
　居酒屋の営業時間が終わるとのことで、御開き。
　外に出れば、夜の帳に身を休める355たち。
　明日は、記念大会開催当日。7:20ホテル出発の予定。




　明けて、ホテルを立つ時刻。
　我が355だけ、エンジンをスタートできない。
　前泊組の皆を後から追うことにして故障探究。
　どうもスターターに電気が来ていない。
　振動を与えても、スターターが目覚める様子はない。
　ヒューズボックス内のヒューズをすべて抜いては挿す。
　そうしている途中に誤って15Aのヒューズ１個を手の届かないところへ落してしまう。
　隣のガソリンスタンドでヒューズを売ってもらえないか尋ねたところ、「最近は、ヒューズ自体切れることが無くなったので置いていない」とのこと。
　原因とは思えないが、バッテリーの電圧が低くなっていることが悪さをしているかもしれないため、ホテルの従業員の方に頼んで、電気をジャンプしてみることに。
　ジャンプケーブルがないため、再びガソリンスタンドへ借用に行く。
　ケーブルをつないでいると、ガソリンスタンドの方が、「不良在庫であった」とのことで、ヒューズを持ってきてくださった。
　しかし、処置はどれも功を奏さない。
　開会式の時間が迫ってきている。
　裾野インター至近のホテルには、会場に向かう参加者の355が放つ快音が聞こえる
　ここまで、主治医に電話で教えを乞いながらやってきたが、状況は変わらず。
　JAFに来てもらうことに。
　JAFには、B級ライセンスを取得するときに入会したが、出動してもらったのは初めて。会員になって30年目にして、である。
　JAFの方によると、やはりスターターに電気が来ていないとのこと。
　直接スターターに給電してようやくエンジンが始動。
　ここまでで3時間。
　しかし、エンジンは、止めてしまうと再始動できない可能性が高い。
　エンジンを止めずにガレージまで戻らなければならない。
　これまでにお世話になった、JAFの方、ホテルの方、ガソリンスタンドの方に御礼を言い、会場に向けて出発。




　ほぼ集まった参加者の中を通り抜けていく。
　指定場所、ROSSO（赤）の17番へポジショニング。
　しかし、エンジンは切ることができない。




　57台ものF355が整然と並んでいる様は、圧巻。
　先頭から最後尾までは、当然見通せない。
　取材に入ったSUCUDERIA誌の撮影が終わったところで挨拶もそこそこに帰路へ着く。






　天気は、心配されたほどではなく、青空が広がる。




　エンジン・ストールさせることもなく、首都圏某所のガレージへ、愛機F355 challengeをアンブッシュ。
　思わぬトラブルで、夢・心・彩・純さん、そして参加者の方々に御迷惑、御心配をおかけして、申し訳なく思います。
　また、夢・心・彩・純さん、このようなイベントを企画・実行していただき、感謝します。

　最後に・・・
　多くの参加者と語らうことができなかったのは残念であったものの・・・
　おお、そうだ。
　『F355 challenge、25周年おめでとう。』

　令和となって２日目。
　今日も、雲は流れ、鳥はさえずり、花は咲き誇る。
　愛機のエンジンも、9000rpmまできっちり回る。
　新しい御世となったからと言っても、今までと変わりはないようだ。
　今までと変わりはないようなのだが・・・この新しい時代も良い時代にしたいものである。