[EJ20ターボ] RHカム角センサのO-リング交換・その３/4

整備手帳・その２（→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1195387/6817208/note.aspx ）からの続き。

「プロテクタ，インテーク マニホールド（燃料プロテクタ）」を取り外します。リヤ側に１箇所、車両右側に２箇所、の合計３箇所がM8ボルトで締結されています。

取り外しした「プロテクタ，インテーク マニホールド」の様子。複雑な形状をしていますが、それ自身の締結点は3箇所のみです（その他「タンクAssy，ウォータ（加圧給水タンク）」を保持するためのウェルドナットあり）。

プロテクタの右側の締結ボルト2本は、ボルトの直上にブローバイガスホースのニップルがあったりハーネスコネクタがあったりと、近接物があるため12mmのソケット（とエクステンション）も長短を使い分ける必要がありました。

周辺部品を順次取り外していき、ついにRHカム角センサにたどり着きました。これでようやく、カムセンの脱着が可能となります。

まずは少し引いたアングルから、全体像が分かるように撮影した画像（全景）です。ここから、少しずつ寄った画像を以下に示します。

上記から少し近接して写した画像です。

右上の黒い樹脂は、「その2」で上方にズラした「タンクAssy，ウォータ（加圧給水タンク）」です。その下に水平方向に位置しているパイプは燃料ギャラリ（奥にインジェクタが見えます）。

そして指で示しているのが、RHカム角センサのコネクタです。アングルを変えて再度、カムセンを撮影したのが次の画像です。

カムセンを取り囲むように位置していた「プロテクタ，インテーク マニホールド（燃料プロテクタ）」を取り外したので（上記の工程1）、カムセンとそのコネクタが丸裸状態で目視確認可能となっています。

ここからコネクタを引き抜きます。突起をつまんで爪をリリースして手前に引くと、抜けます。

コネクタを引き抜いたRHカム角センサ。

カムセンに内蔵されているO-リング（経年劣化品）を手配した新品に交換することにより、オイル滲みを解消することが今回の目的です。

が、せっかくの機会なのでコネクタ端子に摩耗や変形、あるいは腐食などの異常が生じていないか？についても目視確認しておきます。

ついに取り外しできたRHカム角センサ。

一つ前の画像から分かる通り、M6ボルト（10mmソケット）を1箇所、緩めると取り外し可能なのですが、ボルトとカムセン本体の樹脂部側面とのスキマが狭いので、圧肉のメガネレンチは入らず、細身のソケットで緩める必要があります。

ジャーン！ついに全体の姿を現したカムセン。

画像中央（取り付けフランジ）から左側が外部に露出している部分で、中央から右側がRHシリンダヘッドの中に潜っている（普段は見えない）部分になります。

右側のフランジ寄りの溝の中に見える黒い円環が、「経年劣化してオイル滲みの原因となっている」と推定した純正O-リングです。これを事前手配した新品に交換します。

「その4（最終話）」に続く。→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1195387/6819303/note.aspx