今回のブログは長いですよ。(汗)
でも、私にゃ大事なことでして、書き留めておかないとすぐに忘れちゃうんでね。
→フォトギャラ 高速道路での転倒1 高速道路での転倒2
転倒したのは、11月21日(日)18時頃、山陽道上り、広島県三原市の高坂PAとの合流地点です。
やや上り坂になっているので、右の2車線を固まって走っているクルマの集団を、先行するベンツと一緒に左側の車線から一気に抜いて(^_^;、中央の車線に戻ったところでした。
かなり速度も乗っていたところで、PAから赤色灯を回したパトカーが合流してくるのが見えました。
反射的にフロントブレーキを掛けた途端、一気に視界が真っ暗になって、気づいたらゴロゴロ転がってました。
フロントロックによるスリップダウンですね。禿げしく初心者の転び方です。(>_<)
カタナのブレーキは効かないことで有名でして、まさかロックするとは思いもしませんでした。
転がりながら、いろいろ考えました。こんな時って時間が長いんですよね。
「えっ、事故った?」「せっかく外装を綺麗にしたのにカタナ壊れちゃうなぁ」「今日どうやって帰ろうか」「う~ん、後続車が怖いぞ」
で、そろそろ回転も収まるだろうと、早く逃げるべく手足を伸ばして突っ張ってみたら、なんと全然止まりません。骨が折れたらヤバいので、そのまま丸まって転がり続けます。このとき後続車に轢かれることは覚悟しました。
「あ~ぁ、また入院か」「痛いだろうなぁ」「こりゃ死ぬかな」
回転も止まり起き上がったところで後ろを見ると、パトカーが止まって後続車を防いでくれてました。でも、私のカタナはありません。ぐるっと周りを見わたすと、遙か前方に倒れているのが見えました。クルマが来ていないことを確認して、急いで路肩に走りました。おそらく、警官が止めていてくれたものと思います。
路肩に着いた私は、身体のチェックです。全身の打ち身ですぐには動けませんでしたが、意識ははっきりしてます。腕・手先・脚・足先と順番に動くことを確認。首も大丈夫。大きな痛みもないし、激しい出血もないようです。くぅ~、生きてて良かった~。骨も折れていないようです。
警官はすぐに「大丈夫か?」と問いかけてきましたので、私は両手を振って「大丈夫」と答えました。さらに、近くまで来て私の様子を見ると、「やっぱ革を着てたのが良かったですね」って。うん、確かにそう思います。上着とブーツは合皮だけど。(^^ゞ
そのまま警官は、道路の中央に倒れたままのカタナに後続車が突っ込まないように、パトカーのトランクから三角コーンを取り出して並べ、パトカーは路肩に寄せて交通整理を始めました。
その間も、「パトカーの近くにいてください」「応援が来たら単車を起こすから」「レッカーの手配ができるなら今のうちにしておいて」「場所分かる?ここは三原市高坂」など、交通整理をしながら色々と私に話しかけてくれました。
私は、今の場所と位置、単車の状態を確かめるべく路肩をウロウロして、JAFと保険会社に連絡を取りました。そのうち、応援のパトカーが来て、作業車もやってきて、あたりはすっかり事故現場、まさに「交通警察24時」です。高速道路は大渋滞。いつも高速の事故渋滞には腹を立てている私ですが、何とも申し訳ないことです。
倒れていたカタナが起こされました。オイルが漏れていたようで、砂をまいて処理してました。その後、路肩まで運ばれてJAFの到着を待ちます。私もパトカー内での待機を指示されました。
そこで、転倒の理由を聞かれました。「前を走っているクルマがブレーキを掛けたもので。。。」「車間距離を50mはとってくださいね」「SAからパトカーが合流しようとしてたの分かった?」「いえ、気づきませんでした」「いや~、凄い火花があがってたねぇ。もうびっくりしたよ」。ハハ、、、パトカーを見つけて慌ててブレーキを掛けて転んだなんてとても言えません。(^_^;
そして、「物損でも人身でもないので、罰金も違反点数も付かない」との説明を受けました。う~ん、これだけお騒がせしておいてありがたいことです。ちなみに、これって自分にケガがあってもダメみたいですね。警官も、かなり優しい対応でした。「ゴールドの免許にキズが付かない方がいいでしょう」って。いや~、ついこの前、免停になったんで、金メッキなんですが。(爆)
1時間ほどしてJAFの積載車が到着しました。積み込み作業を警官の方と一緒に手伝います。警官の方々にお礼を言って、私も積載車に乗り込んでICまで移動しました。
そのまま岡山まで運んでもらうと料金は5万円少々、保険を使っても3.5万円ほどかかります。それで自分の帰宅の交通費も浮きますが、どうせ交通費は保険で保証されるので、カタナはICに置いておいて、後日、取りに来ることにしました。ICの事務所に許可をもらって、カタナを下ろします。翌日は雨の予報でしたから、JAFの方が大きなビニール袋をガムテープでつなげて、車体カバーを掛けてくれました。割れたクランクケースカバーからエンジン内に雨水が入るのが気になったので、これはありがたい。
また、救援作業はそこで終了して、JAFの方が帰りのルートに私を三原駅まで送ってくださいました。いや~、これは本当にありがたかったです。ICはかなりの田舎なんで、そこから駅までの移動手段はどうしようもなかったんですよね。
三原からこだまに乗って岡山まで、岡山駅から自宅まではタクシーです。これは保険が使えますからね。(^_^)v
自宅に着いたのは23時頃。着ていたものを脱いでみて、改めて転倒の激しさが分かりました。ヘルメットには大きなキズ、グローブもボロボロ、ジャケットのジッパーはどれも潰れてます。ブーツも削れてるし、革パンもキズだらけ。でも、これらのお陰で、身体への衝撃が和らいでくれましたから、本当に着てて良かったと思います。この日初めて使ったサイドバッグは初日にしてボロボロになりましたが、中に入れていたお土産のもみじ饅頭は無事でした。たった1日でしたが、いい仕事してくれました。(^_-)
残念ながら、転倒の衝撃でジャケットのフロントジッパーが開いてしまい、中に着ていた衣類は激しく破れて右肩に擦過傷ができました。帰宅後、流水で流してから消毒しましたが、かなり痛い。また、ほとんど力の入らない状態の左手の親指も、随分腫れ上がってきました。
一通り治療を終えて、風呂に入って、
うつらん会のフォトギャラをアップしてから(^^ゞ、翌朝の出勤に備えて25:30に就寝しました。
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カタナ | 日記
Posted at
2010/11/24 00:48:33