優しさは勇気

先日、電車に乗っていた時の事。

心愛を抱っこしながら、外の景色を見ていた私の服の裾をつつく小さな手が・・・
振り向くと、１０才くらいの髪の長い女の子が、ピアノの教本の入ったお稽古用のカバンを持って立ってました。
「席をどうぞ」

私は次の駅で降りるところだったので、
「次で降りますから、大丈夫ですよ。どうもありがとう」と、その優しい申し出に答えました。
女の子は座っていた席に戻り、恥ずかしそうに下を向いて座ってました。

私は、女の子の気遣いが嬉しかったので降りる時に近づいて、「本当にどうもありがとう。とっても嬉しかったです」と話しかけたら、女の子はニッコリとしてくれました。

子供の頃、電車やバスに乗った時に『お年寄りや身体の不自由な方には席を譲る』と教えられていても、その場面にでくわすと心の中では「どうしよう、いつ声かけよう」と、ドキドキしてなかなか声をかけられなかったのを覚えています。
だから、勇気をだして声をかけてくれた女の子の優しい気持ちが分かるだけに、心からホントに嬉しかったんです。
心愛にも、こんな優しい子に育ってほしいと思いました。


写真・・・抱っこヒモの中の心愛を上から撮ってみました～。