先日ご報告した通り、数十年ぶりに教習所に通ってフォークリフト免許を取りに行ってきました。
免許と言っても、正確には厚生労働省が認可する「技能講習修了証」になりますので自動車の運転免許とは少し違いますが、1トン以上のフォークリフトで作業する場合、この修了証を持っていることが必須になりますので、実質は免許証と同じですね。
フォークリフトの免許は、普通自動車免許保持者の場合、学科、実技、合わせて31時間の講習が義務づけられています。
つまり4日間で免許取るには、1日約8時間!朝から晩まで講習を受けるわけです。
ちなみに費用は約4万2千円ほど、会社で出してもらって受けてる人が多いですが、自分はアルバイトなので自腹です。
定額給付金10万円の中から出しました(笑)
1日目は学科、フォークリフトの種類や構造、フォークリフトに関連する力学や法令、整備項目などを、朝9時から夕方6時までみっちり受けます。
6時からは学科の試験。
出題される箇所は先生がだいたい教えてくれるし、70点以上で合格なので、まず落ちる人はいません(笑)
自分も無事合格しました。
今回コロナ対策で、1クラス12人でしたが、通常は16人から18人くらいのようです。ちなみに内女性は2名、20代から30代の人が多く、40代が数名、50代は自分一人だけでした(笑)
2日目はいよいよ実技講習。
6人づつ2グループに分かれて行います、フォークリフトは2台、先生も2人になります。
つまり6人で1台のフォークリフトで練習するので、結構自分の順番がくるまで長いです。
まずは前進、後進の練習。次にハンドルの切り方。狭い場所での転回、切り返しなどを教わります。
フォークリフトはクルマと違って、ハンドル切ると後輪が動くし、切れ角が真横まで動くので慣れるまで感覚が難しいですね(まだ慣れてませんけど)
でも運転自体は、ハンドルとアクセルとブレーキ、前後進を切り替えるATセレクター、それにサイドブレーキだけなので、普段クルマに乗ってる人なら少し練習すれば誰でも乗れると思います。
問題はこのあとです(笑)
講習3日目、実技の2日目です。
いよいよフォークを使って荷役作業します。
写真に写ってる右側の黄色いレバーがツメの前傾、後傾、左のレバーがツメの上昇、下降を操作するもので、これらをうまく使って荷物を持ち上げたり、下ろしたりするわけです。
これらはクルマの運転と違って、まったくやったことのない操作なので、かなり難しかったです。
さらに荷物を持ち上げた状態だと走行感覚も全然違うし、安全確認など手順も増えてきて、覚えの悪いおじさんはちょっとしたパニック状態でした(笑)
講習最終日。実技3日目。
最後の最後に検定試験があるので、それの練習を1日みっちり、かと思ったら午前中はまったく違ったことをやらされました(笑)
これまで前進で走っていたコースを「バックで走って同じ作業をしろ」とのこと。
前進でもまだうまくできないのに、なぜ後進?とも思いましたが、実際現場に出ればバックで作業することも多いので、実践的にはいいのかな?
そして午後からは今度こそ検定の練習をみっちりやって、夜7時から検定試験です。
検定は、コースを前進、狭い丁字路を左折して台の上の1トンの荷物をフォークで取って、バックでコースに戻り、クランクを通過、右手にある台の上に荷物をおろしてバックで規定位置まで戻れば終了。
これを規定時間以内に行えれば合格です。
先生がじーっと見てるし、タイムは計られてるし、メチャクチャ緊張しましたが、1〜2カ所ミスっただけで、なんとか合格しました。
ちなみに若い人たちは全員ノーミスで、自分の半分くらいのタイムで合格してました(泣)
なんとか免許はとれましたが、お店で実際乗りこなすまでは、まだ時間が掛かりそうです(汗)
安全運転で頑張りまーす。
Posted at 2020/08/09 11:59:25 | |
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