2023年07月31日
私は隣国には興味がありません。
と、言っても 当国の存続問題に影響を及ぼす事は確実なので 国家としての戦術・戦略(政治的にも軍事的にも)には興味はありますが・・・。
そんな中、今日ニュース記事で見掛けた隣国の「現役教師が我慢の限界として要求した下記の5か条」に目が留まりました。
その内容は・・・
①学校に専属警察を配置せよ
②学校で騒ぎを起こした場合、保護者が子どもを連れて帰るようにせよ
③教師が生徒から肉体的脅威を受けた場合、停学や退学が出来るようにせよ
④生徒の問題行動が長期的に是正されない場合には落第を可能にせよ
⑤問題行動が酷い場合は校長が「保護者が子どもを放任した」として告発できるようにせよ
と言う5か条・・・。
多分 当国で教職に付かれている方であれば 多かれ少なかれ この5か条に賛同される方がいるだろうと思います。
私も4人の子育てに積極的に関わり その時代時代の学校での問題体験者・・・そして ここ10年以上をボランティアの立場で生徒達を補助する活動をしている身・・・思わず「当国にも取り入れて欲しい」と思ってしまいました。^^;
これは万人に理解される事では無いと思います・・・それらの惨状を実体験しないと解かって頂けないでしょう・・・。
平穏な学校もあるでしょう・・・でも そうで無い学校も事実存在するのです。
生徒が教師に手を出せても 教師は生徒に手を出せない・・・これを良しとして 助長する生徒は居なくなりません。
又、学校は 「躾の場」では無く「学びの場」なのですが、勘違いされている家庭が多い事も問題なのです。
この5か条を要求したのは小学校の現役教師・・・たかが小学生相手に何言ってるだ?と思う方は ご自身が教師職を体験すれば良いと思います・・・その惨状に耐えれないと思いますから・・・。
小学生であっても、所属する年上グループを背景にしてやりたい放題(刑法問題を含め)や 酷い時代には教師の通勤車両の上で飛び跳ねベコベコ状態に・・・という事もありました。
又、体格が大きくなる中学校では 教師や来校者に悪質な嫌がらせや喧嘩を吹っかけて 警察への連絡を催促する生徒もいます。
殴りかかって来る手を払いのければ 「生徒に手を出した。体罰だ」と騒ぎたて その後の防衛動作をしにくくしてから やりたい放題・・・そんな生徒が居るのが今の時代の学校・・・教師が精神的な病気で休職や離職に追い込まれる人数が増加している事に頷ける戦場なのです。
少なくても 他人に迷惑を掛けない等の基本(根本)的な「躾」を家庭で出来ていれば ココまでの惨場にはならなかったでしょう・・・。
「国家資格を取得した教師なんだから何とかしろ!」とか「技量不足」と言う人も居るようですが、それは 相手に危害を加える事に躊躇が無い武装兵士に 自ら両手足を拘束して話し合いましょう!というのと同じであり 無理な話なのです・・・せめて攻撃に対する迎撃の権限を与えてあげないと対処できないのですが、今の現場はそれすら禁じているのです。
それに、学校には金属探知機の設置は有りませんので ポケットに危険物(威嚇用途目的が殆どですが)を所持してる生徒も居る場合すら有るのです。
うちの子供達の時代や 私が補助してきたココ10年余りに現場で実際に見て来た事は、今回の5か条に賛同するには十分な時間だったと思います。
最後に担当省庁や関連機関の方々は、ご自身の保身の為に作られた無理難題の現場指示書に 現場教師が どれほど苦悩の日々を押し付けられているのか?を 今の立場を捨てて単なる一教師として体験し、自分達が押し付けている事が間違って無い事を 自らの身を持って周囲に示して頂けると幸いです・・・言うが安し!で無いのならばですが・・・。
この教育現場に限らない事ですが、上から押し付けて来る決まり事と言うのは 決めた当人達が実行できない 単なる夢や理想の塊で有る事が殆どですので・・・。
Posted at 2023/07/31 17:42:01 | |
トラックバック(0) | 日記