前回からの不満解消の為、ハイパワー送風機を探し続けた所、最終的には専用品を流用し、自作するのが一番だと言う結論に達したので、早速部材を手配。
タイトル画像が完成形となります。ブルーの(汚い)ステッチ(爆)がイカスでしょ。
今回ベースとしたのはこちら。Amazonで2740円の「Cool air car seat」
安物、色がダサい等ありますが、電源がシガーソケットから取れる事、Hi/Lo/Offスイッチが付いている事、音がうるさいと評価は低い(NBで使う分には音は気にならない)が強力ファンが付いているなど、必要条件は満たしているのでこれでいいのです。
早速解体・・・・の前に、NBの助手席に置いて、基本動作確認を実施。まずは不良品で無い事と、標準状態でのクーリング能力を確認。
試しに運転席に置いてみると・・・なんとそのままピッタリフィットするでわありませか(笑)但し目線は1cmは上がってしまう事と硬い内部構造体でフルバケの表皮にストレスがかかる事、と目をつぶらなければいけない事が沢山。
この標準状態のクーリング機能を維持しつつフルバケに特化させる事が出来るのかどうか・・ちょっと不安を抱きつつも解体開始。
とにかく糸をほどき内部構造を確認しつつ、一つ一つバラして行く。
エアの通り道と、座面&背もたれのメッシュ素材へのエア吹き出しはこうなっているのかーなどと思いつつ、予想以上にしっかり縫い合わされていると思う反面、内部構造は結構ザツだなと感じる。
これら内部構造体の再利用と、バラした後どう組上げて行くか?も同時に考えつつ作業を進める。
使用するのはこの部分。
座面部分を残しつつ、不要部分はカット。さてここからどうするか?
基本的発想は前回の物をベースとするので、こういう感じでダクトを形成。
予めフルバケの穴の開口形状/寸法及び、そこまでの距離を確認しているので、ざっくりとダクト経をすぼめる様に縫い合わせる。途中現物合わせで、マジックテープ長、穴位置を確認し、完成したのがこちら。
奥の紙製の物が、前回の物。それと比べると今回はかなりしっかりした物になりました。あとはこれを設置して行きます。
エア出口を穴に通し、送風機をマジックテープで固定。計った様にピッタリフィット(ってか計ったんだけど)。そして内部構造体(白い格子状の物)を流用し、前回までのゴムマットに代わり、エアの拡散と座骨の位置決めの役割を与える。
見難いけど、格子の一部にクリップを付けて、穴に差し込む事で位置決めを行える様にしてみた。また前方へのエア漏れを防ぐ為のカバーも付けている。
更に、後方のグレーのメッシュ生地は、座面の生地を流用し、エアを後方排気する経路とした。(理想はもうちょっと硬めな生地で排気効率をアップさせつつ、色は目立たないブラックがいいな)
構造体をセット。穴に対する位置決めと合わせて、太もも用クッションの位置決めも兼ねる。
構造体の位置に合わせ、クッションを設置。このクッション側へエアが漏れない様にカバーが付いているのが見えるだろうか?
座面のゲルクッションを置いて完成。
今回こちらのゲルクッションにも工夫を施してみました。
Version 1.0(爆)
Version 2.0(爆)。違いは二重ハニカム構造である為ゲルクッション単体で、座った状態でも端から端まで通気性が確保出来る事。その前提で、白い構造体=>二重ハニカム構造ゲルクッション=>グレーのメッシュ生地へと、エアの流れをデザイン(笑)
購入した物は二回りは大きかったので座面サイズに合わせてカットして使用。尾てい骨痛対策も抜かりなく。
エアの流れが確保出来たので、ゲルクッションはメッシュカバーに封印(笑)
ちなみに電源の引き回しは現状こう。
スイッチをシートにアセテートテープで止めて前後スライドに対応。
また、下側は、こんな感じになっています。
そして、本日日中効果確認しましたが、コレものすごくいい。前回までと異なり、ケツの後ろまで冷気が回り込みサイドのグレーのメッシュ素材を通して排気される。ちゃんと排気されている事が、ケツの横も冷える事で判る。標準状態と比べても冷却能力に遜色はない。しかもフルバケの収まりの良さは何一つ変わらずに!都度扇風機を設置する必要も無いし、充電する必要もない。イグニッションONに連動して送風機が作動してくれるなんて、何てラクチン何だ(笑)
今回自分のレカロフルバケTS-G用として作りましたが、恐らくそのままRS-Gにも付くだろうね。
これはこのまま市販されて良い位の完成度/商品価値ですよ!(主観)
車いぢりと言えば、多くは機械的な作業がメインとなるのですが、今回の車いぢりは裁縫がメインとなるなんて、思いもしませんでした(笑)
そんな時もありますね。
Posted at 2020/08/23 18:55:14 | |
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