「MFi Vol.42」この本によれば・・・・・・・・
G管理運転とは「車なり、道なりに走らない事」
運転の精度を高める「4つの基本走行ライン」
運転を「ドライバーが自らの意思によって、車の進路と速度を管理する行為」と定義した時に、自分がどの程度車を管理下に置けているのか?の判断基準としての「コーナリングライン」
言葉の定義
・DP:ドロッピングポイント。速度最下点。
・CP:クリッピングポイント。最内接点。
・DZ:ドロッピングゾーン(勝手に造語)。速度最下線=定常円旋回。
・MP:向き変えポイント(勝手に造語)。旋回姿勢を作り終えるポイント。
#1のライン
・コーナリングの基本となるライン
・コーナーを前半後半の2つに分割した時、DPはコーナー前半にある
・コーナー中央部では既に車は出口方向を向いている(ヘッドイン)
・加速しながらCPを通過する
・アクセルONのタイミングが早く、加速時間を長く確保出来る=立ち上がり重視のライン
・最大舵角「中」
#2のライン
・#1とは丁度線対称の様なライン
・コーナーを前半後半の2つに分割した時、CPはコーナー前半にある
・コーナー中央部ではまだ車は出口方向を向いていない(ヘッドアウト)
・DPを過ぎるまで加速体制に入れない
・競技等では他車とのブレーキング勝負で結果的に通る事になる場合もあるライン
・最大舵角「中」
#3のライン
・DPとCPが丁度コーナー中央部にあるライン
・コーナー中央部では車は真横を向いている
・最短距離を通過するいわゆる「ストップアンドゴーのV字」ライン
・大パワー車に有効なライン
・最大舵角「大」
#4のライン
・DZとCPが丁度コーナー中央部にあるライン
・コーナー中央部では車は真横を向いている
・旋回半径最大=旋回速度優先の「U字」ライン
・ローパワー車に積極的に用いられるライン
・最大舵角「小」
4つのラインの違いとは
・最小Rの大きさの違い
・最小Rの置き場所の違い
・進入ラインと立ち上がりラインの違い
・操舵速度の違い
・それに伴うロールスピードの違い
・ヨー姿勢の違い
・Gの方向の違い
また#1-3においては
・DPまでは減速円/ステアリングを連続的に切り増して行く
・DPからは加速円/ステアリングを連続的に戻して行く
・DPとは、ブレーキからアクセルに足を載せ変えるポイント
・DPとは、連続的に切り増して来たステアリングを、戻し始めるポイント
・DPとは、旋回姿勢を作り終えるポイント(=MP)
そして#4においては
・DZの始まるポイントに、MPを置く
はたして4つの異なるラインを必要なお約束を守りつつ正確にトレースする事が出来るのだろうか?
その結果として、自分はどの程度車を管理下に置けているのだろうか?
個人的な認識/理解としては、どのラインが良いか?と言う話ではなくて、自己採点可能な、ある種の実力判定テスト。
また、一生ダシの取れる(笑)気づきを与えてくれる、検証リストの様な物だと受け止めています。
先入観を極力排除して、実際にトライしてみた時に、はたして何に気づく事が出来るのだろうか?
その気づき次第では、日常の運転の中に、新たな楽しみを見出す事が出来るかもしれませんね(^^)
シンプルなれど、奥が深い。
4つのラインに込められた意義をもう一度。
続く
Posted at 2019/02/17 16:11:15 | |
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