●ここまでをおさらい
□GBLのケース1
FFはアンダーが強い?=>自分で出しているアンダーだった。
Rrタイヤが発熱していない=仕事をしていない証拠。
そこに気づけただけマシだった。
□GBLのケース2
FFでサーキットを(屁)理屈だけで走らせてもアンダーしか出ない。
気合い一発で走っても、タイヤのダメージが酷くなるだけ。
それ以前に、挙動を感じる事からやり直さないと。
4つのラインを”走り分ける”だけなら、案外誰でも簡単に出来てしまうのかもしれないけれど、
その中身にこそ意義があるのだと、アンダー克服の為のヒントが隠されていたのだと気がついた。
□4つのラインの定義
このうち「MP:向き変えポイント(勝手に造語)」と言う要素に気がつき着目した事で
自分にとってかつて経験した事の無い、大きな大きな壁となって立ちはだかりました・・・・
●更に考察を進めてみる
「MP=向きが変わっているべきポイント=ステアリングを切る”手”が止められるポイント」
MPを図に追記すると、こうですね?
「アンダーが出ている=曲がらない=いつまでもステアリングを切り足している状態=おのずとMPは後ろにズレる」
こちらもMPを図に追記すると、こうですね?
外から見ればいずれも同じラインを走り分けられている様にしか見えませんが、MPの位置が大きく異なります。
□実験「4つのライン」
の#1-4のグラフから、DPに縦線を引いた時、まずはDP=MPのお約束を守る意識が見て取れます。
(意識はあるが、うまく行っているわけでは無いのが歯がゆいですね)
ただ、#4は、MPが後ろへずれてしまう失敗例になっていますが。。。
(そこが難しい・・・・)
改めて、4種のトレースラインと、CP/DP/DZ/MPのあるべき位置関係。
そこに、赤い線(減速円:ブレーキを一定で踏み減速しつつステアリングを切り込む)と、
青い線(加速円:アクセルを踏みつつステアリングを戻して行く)を絡めて、すべての条件を満たす事。
それが最低限のお約束。
そのお約束を意識し、己の手足で再現を試み、悪癖で長年培ってしまった「無理・無駄・ムラ」と言う産廃を
コツコツと片づける事で、車が本来持つ慣性と言う名の目に見えない”何か”の存在に気づいて行けるのだと思う。
お約束を守る意義とは、ブレーキを踏む/戻す。ステアリングを切る/戻す。アクセルを踏む/戻す。
それらに伴い発生する複数の慣性力を効果的かつベクトルを揃える事で、シンプルな基本動作の中に最大の効率を求めて行く。
(その逆は、アクセルONで旋回半径を広げようとしているのに、ステアリングを切り足して旋回半径を小さくして相殺・・みたいな無意識の失敗)
個人的にはその様に捉えていて、そのお約束を守る為には、手前手前から動作を確定して行かなければならず、
その意味では、ブレーキを踏んだ瞬間から既に結果は決まってしまうのだとも(汗)
もしブレーキが適当だと、その後の全ての動作が出たとこ勝負の後手後手の継ぎ接ぎになってしまい、
そんなドライバーのカオスな入力=>カオスな出力/挙動からは、慣性を導く事などもはや不可能。
シンプルだからこそ、逆に難しい。でもやはり、究極はシンプルイズベスト。
そういう事なのかもしれませんね。
己の悪癖に気づき、段取りを整理する事で、見えない”何か”への気づきを促す。
走りがおかしくなった時、何となく調子が悪い時に、素早く自己診断する。
そんな検証リストとしての4つのラインとお約束・・・・・・・
続く
Posted at 2019/07/15 20:02:53 | |
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4つのライン | 日記