果たして、私にとってND型ロードスターは、916型アルファスパイダーの代役となりうるのか
vol.2では、NDロードスターに好感を持った点について、触れたいと思います
お借りした3台のNDは、それぞれ様々な天候と路面状況で、各々200~250km程を走りました
それでは早速、インプレッションを述べさせて頂きたいと思います
【Sスペ、990S(いずれもMT)共通の好感印象】
①街乗りの法定速度域でも、非力さのおかげで頻繁にシフトチェンジを要求されるのが、操作していて、とても楽しい
②車体の軽さゆえ、カタログ値以上のスペックを体感することが出来る
③ひと度コーナーに入ると、低速でもひらりひらりと、軽やかな動きで、胸の鋤くコーナリングが味わえて、魅了される
④登りのワインディングでは、スピードこそのらないが、全てのギアを高回転域まで満遍なく回せるため、加速感が存分に味わえる
⑤高速タイトなワインディングでは、さすがFRの前後重量比50:50で、ドライバーを中心に据えた、限界値の高い圧巻のコーナリング性能を発揮
⑥足回りは、硬すぎず、軟らか過ぎない、抜群のしなやかさ
⑦運転席から手が届くほどリアタイヤが近く、力強い蹴り出しが、シートを通じて伝わってくる
⑧3ペダルが右側にオフセットされているので、踏み込み姿勢が崩れず腰を痛めない
また、アクセルペダルがオルガン式のため、かかとが常に床に着けられるので、長時間運転していても疲れない
⑨エンジン始動時、乾いた排気音が「ブオォーン」と鳴り響く2000回転のブリッピング演出により、気分が高揚して、ワクワク感をさらに盛り上げてくれる
⑩三眼メーターの中央、一番目の行くところにタコメーターがあるため、ブリッピングが行いやすい
⑪扱いやすいギア比により、減速の際、エンジンブレーキで最適な速度に調整しやすい
⑫シフトのショートストローク化により、指先の動作のみでシフトチェンジをコクコク決めることが出来るため、運転していてとても小気味良い
⑬センターコンソールに、自然と左肘を下ろした位置を支点として、左手を扇状に動かした先に、ステアリング、サイドブレーキ、シフトノブ、ドリンクホルダーが配置されている。運転中に視線を変えることなく、様々な操作が行えることにより、操作ミスが起きにくいことに加え、快適で身体に良く馴染む
⑭FRならではのカッコ良さであるロングノーズ、ショートデッキボディーは、車両感覚を掴みにくいイメージがあるものの、運転席からボンネットフードを眺めると、両側に峰があり、車幅感覚と鼻先の距離感が掴みやすい
⑮Aピラーとドアミラーの位置が良く考えられており、右左折時に視界が良好で安全
⑯アルファスパイダーと比較して、フルオープン時の風の巻き込みが極端に少ない
主な要因としては、Aピラーの角度や、フロントガラスが運転席頭上までの被さっていることに加えて、左右のヘッドレストに繋がる小型のウィンドディフレクターが上手く機能していることなどが考えられる
⑰車内から幌の開閉操作を瞬時に行える点は、日常のほんの僅かな時間でも、オープンエアーを楽しみたいという要望に応える秀逸な機能
突然の雨や、信号待ちの僅かな時間に、威力を最大限発揮する
⑱クーペスタイルの2枚ドアらしからず、思った以上にドアが短く、開閉機構のカラクリもあるのか、となりのクルマとの距離を特に気にせず、ドアの開閉が行える
⑲ハイオク指定だが、充分燃費が良い
(3台とも、かなり回して14~15km台)
⑳気楽に乗れるのに、カッコ良く、走りも操作も面白く、ヒルアシスト機能などのおかげでマニュアル車なのに疲れないため、通勤からツーリング、日常から非日常まで、あらゆるシーンを楽しむことが出来る
以上が、私が試乗してみて、Sスペシャルと990S(いずれもMT)に共通して好感を持った点です
※⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑬⑭⑮⑱⑲は、RFについても共通の印象
次回、vol.3では、990S(MT)と、RF VS ホワイトセレクション(AT)に限った好感ポイントについて、触れたいと思います
Posted at 2022/04/28 05:59:15 | |
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