プーチン大統領 通算5期目の就任式 “共に勝利しよう”
2024年5月7日 20時08分
シェアする
ロシアのプーチン大統領の通算5期目となる就任式がモスクワのクレムリンで行われました。
プーチン大統領は演説で、「国民の利益と安全が何よりも優先される」と述べ、ウクライナ侵攻を受けて欧米側との激しい対立が続く中で、国家の安全と安定を最優先の課題として取り組むと強調しました。
目次
任期は2030年まで6年間
モスクワ市民は賛否の声
目次
任期は2030年まで6年間
モスクワ市民は賛否の声
ウクライナ市民からは憤りの声
林官房長官 “国益の観点から適切に対処”
シェアする
任期は2030年まで6年間
就任式は、日本時間の7日午後6時すぎから、モスクワにあるクレムリンで行われ、プーチン大統領は、憲法に手を置いて宣誓を行いました。
プーチン氏は71歳。2000年にロシアの大統領に就任し、首相時代も含めて20年以上にわたり、ロシアで実権を握り続け、新たに2030年まで6年の任期が始まったことになります。
プーチン大統領は就任式の演説で、ウクライナへの軍事侵攻に参加する兵士たちに謝意を示した上で、「ロシア国民の利益と安全が何よりも優先される」と述べ、欧米側との激しい対立が続く中で、国家の安全と安定を最優先の課題として取り組むと強調しました。
また、安全保障や戦略的安定の問題を含めて、西側諸国との対話は可能だとしたものの、「ロシアの発展を抑制し、侵略政策を続け、圧力をかけ続けるのか、それとも協力と平和の道を模索するのか。対話は、あくまで対等の立場で互いの利益を尊重した上でのことだ」と述べ欧米側をけん制しました。
そのうえで、「われわれは結束した偉大な国民だ。あらゆる国難を乗り越えて、計画したことをすべて実現する。共に勝利しよう」と述べ、国民に結束を呼びかけました。
国営テレビは、就任式のもようだけでなく、プーチン大統領がクレムリンの執務室を出て専用車に乗って会場に向かう様子なども生中継で大々的に伝え、国民に向けてみずからの権力を誇示するねらいもあるとみられます。
Posted at 2024/05/07 21:15:00 | |
トラックバック(0) | 日記