ポルシェへのあくなき探求心

以前ブログに挙げました、サスペンションパーツのRS用アップライト装着の試乗報告について、時間が経過するとともに冷静な分析が出来てきました。

今回もかなりマニアックな内容となりますので、ご興味の無い方はスルーでお願いします。



大きなトピックはフロントのロールセンターの矯正はお互いに上手く行っているものの、リアのアップライトを導入した友人の車両に対して、未装着の自分の車はやや腰高の重心の高さが気になりました。
その時は、目視で約10mm自分の車両が高かったのでその事が要因と考えていましたが、後日クレフモータースポーツのスタッフさんから、それこそがリアのアップライトの恩恵だと言う説明を受けたのです。

すなわち、フロントだけではなく、リアのロールセンターも前後に渡ってバランスよく矯正され、サーキットを走る上で理想的なセットアップがなされていたのです。
しかも、バネレートも理想的なバランスが出ており、リアのトラクションもしっかり感じる事が出来てとっても走りやすい。

フロントがかなり柔らかく感じ、リアのトラクションも希薄な自分の車両とは大違いなのです。




うらやましい！

自分の車もそうなりたい。

そんな子供じみた感情から、バネ交換、車高調整、アライメントの変更を含めた見直しを主治医のクレフモータースポーツさんにお願いをしました。





純正のバネからSwiftへ交換です。

先日リアのバネレートを10kgに変更しましたが、どうしてもフロントの柔らかさが気になっていました。






周りのお友達からは「気のせいじゃないの？」

「そこまで一般道でサスを使い切っているの？」

なんて冗談を言われますが、自分の操作のリズムとはどうも違うのです。

例を挙げるとコーナー時にブレーキングからターンインする時にかなりの違和感があるのです。





そこで、バネレートを純正のF：4kgから6kg に変更です。

リフトアップし、タイヤを外すとメカニックさんからあるご指摘を受けました。





なんとフェンダー内にタイヤの擦れた跡が・・・。






さらにタイヤハウスにも。





しかも、タイヤ外側には擦れたラインがクッキリと残っていたのです。

純正のバネが柔らかく感じていたのは気のせいではなかった・・・。



これでサーキットを走ったらタイヤはひどい事になっていたかもしれません。

この様に自分では把握出来ていない部分をしっかりと見ていてくれるクレフモータースポーツのスタッフの方達には何時も感謝、感謝なのです。




その後、スタッフさん総出で車高変更を含めたアライメントの調整を行って頂きました。

現在の値の確認から今回はキャスター値の味付けを少々・・・。






完成後は、何時もより少し早めにお店を出て、大黒近辺の何時もの試走コースへ。





フロントのタイヤの接地感の向上はもとより、ブレーキング時の車の姿勢も素晴らしい。

コーナーをクリアする感覚。

これこそ、まさに自分が描いていたもの。

フロントに関してはパーフェクトに近い仕上がりなのです。





しかし、リアのしっかり感が出た恩恵で、コーナーをクリアする奥側の方でリアのロールを含めたバネの柔らかさが気になり出しました。



そうなのです。






アソコを弄れば・・・。

いえいえ、アッチを弄ればコッチが・・・。




かなり良いところまで来ています。

休憩をPAで取りながら早速その場でスタッフさんに電話でインプレをお伝えし、今後の対策も教えて頂きました。




あともう少し。

今は最初に出て来る画像の様に、もがいている心境です。




でも、いつの日かこの様な外観はもとより内面からも美しさが伝わる、

自分の思い通りのポルシェを完成させたいと思っています