2020年09月27日
N-VANの4WDターボを中古で購入して1年が経過しました。購入直後から未だに気になるのが燃費の悪さ。下手すると10km/Lを切りそうな勢い。ユーザーの中には8km/L代の人もいれば、環境が良いのか20km/Ⅼを超えると言う人もいるようです。うちのは、どんなに燃費に気を使って走っても15km/Lが最高で、瞬間燃費でさえ下りでフューエルカットを作動させない限り20km/Lオーバーの数値をメーターで見る事はない。通算燃費で12km/LとN-VANユーザーのなかでは悪い部類に入るようです。
診断機を購入してライブデータを記録してみてみるとLAFセンサーによる燃料補正の学習値-5%前後で補正値が0~-17%と変動が大きいものの常にマイナス補正となっています。触媒の後ろについているセカンダリーo2センサーさえもマイナス補正をかけています。総補正量が常に-10%程度以上なので何らかの不具合があるんだろうと思うのですが、この程度ではECUはエラーを出してきません。メーカーもこの程度でエラーが出るようにするとエラーだらけになるから甘くしているのかな?補正できない程度になるまでエラーは出さないのでしょうね。
燃費の悪い原因は、常にマイナス補正をしないといけないほど全体的に燃料が濃いという事で、フィードバック制御をしてくれるクローズドループ内で運転している分には理論空燃比14.8に調整してくれるので燃費は悪くないはずだけど、高速道路や坂の上りでアクセルを踏み込む度にクローズドループの外に出てしまうと補正してくれないので、10なんていうとんでもない空燃比となっている事がモニターをしていて分かった。ガソリンは食うわ、パワーも出ていないはず。追い越し加速をしていてもエンジン回転が上がるだけで全然トルク感や加速感がないのもうなづける。
マイナス補正になる原因を調べると沢山あり過ぎて、直すのはおろか調べるだけでも時間と費用が掛ります。ディーラーもこういう外れの車が出回っている事は分かっているんだろうな~と思う。燃費悪いんですが~と聞いても、車重が1t以上ありますし、4WDなんで抵抗も大きいですからね~なんて当たり障りのない解答でごまかしてきます。
自力で調べて分かれば自分で中古部品を買ってこっそり交換してみるかと思うのですがヤフオクではセンサーが同じ形式のN-BOXでさえも、センサーとなるとなかなか売っていない。
吸入空気量を計測しているエアーフローセンサーの特性異常がないかと思い、センサーをエアフロクリーンなるもので洗浄してみましたが変化なし。インテークマニホールドの圧力や温度を計測しているMAPセンサーも怪しいかもと考えていますが、中古部品が出ていません。新品を買うと数万円くらいしそうだし、絶対にこれが怪しいと判断できないと買えません。記録されたデータと睨めっこして理屈に合わない動きをしていないか見ているのですが、今のところわかりません。
今、一番怪しいんじゃないかと思っているのが燃圧を調整しているプレッシャーレギュレーターで、燃料タンク内の燃料ポンプ装置の中にある小さい部品があるんですが、これがノンターボ車とターボ車では設定圧力が違い、ターボ車の方が低くなっているんです。なので工場で組み付ける際に間違って組み付けていたとしたら、燃圧が上がって噴射量が多くなるので、ひょっとして燃圧が高いのではと思い始めています。でも、工場で部品を組み間違えるような事なんて今時ないだろうし、他に原因が...。秋の夜長、暇つぶしに色々と記録したデータを眺めているのでした。
Posted at 2020/09/27 11:23:24 | |
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