2011年03月27日
スッキリw その①
ケース内圧コントロールバルブ取付を思案中でしたが
気になる点をメカさんに質問して回答を頂きました。
まずはF4RにはPCVバルブは付いていないこと。
ブローバイはヘッドカバー上のセパレーターから
インマニに1系統のみで還元するシールドタイプ
であると言う事です。
最近のバイクではエミッション対策で使用されていますが、
四輪ではPCVバルブを使用した2系統で還元する
クローズドタイプが主流で、F4Rの構造は随分と
古めかしいものとなります。
ただ、ここが肝でF4Rはブローバイを戻す箇所が
スロットルバルブ上流のサクションパイプではなく
下流のインマニにコネクションされている事です。
つまりアイドリング状態とかの低負荷時は
インマニ負圧でケース内のブローバイを強制的に吸い出し
スロットル開度が大きくなり負圧減少、ケース内圧増となれば
圧力差分がインマニに吐き出されると言う事です。
またスロットル開き始めのサクションからの
ダウンブローも利用しているかもしれません。
スロットルバルブ後ろに付いている
アンブレラ状の黒いブローバイのインレットは
初めはエマルジョンを付着させ易く、貯める効果を
狙った形状かと思いましたが、圧力差で
流動しているブローバイの脈動を抑制する
チャンバーとしての機能もあるのかもしれません。
皆さんの整備記録を見てオイルが3000キロくらいで
タレるというのも納得です。シールドタイプでは
ブローバイガスがケース内で掃気する事がないのですから
ブローバイでダイリューションが発生(オイルが希釈)
しやすい環境にあると言えましょう。
~続く~
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《》RS | 日記
Posted at
2011/03/27 11:30:59
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