ソレはマン島TTレース
マン島TTウィークがいよいよ始まります。
ごく一般的な感覚からすれば、なんであんな公道使った危険極まりない場所で、命賭けてまでバイクレースなんてやってんだ? クレイジーな奴らめ!
というトコでしょうか。オイラの知人である現役全日本選手権出場ライダー何人かに聞いても、『あんなトコをレーシングスピードで走るなんて冗談じゃない!』と、寧ろ呆れている方が多いくらいです。
でもオイラはそうは思わないんですね。
なんせ“100年以上続いてる伝統のレース”であり、1960年代に日本製モーターサイクルが世界を相手に激闘し、今日までに渡り大きく飛躍した場所でもあるからです。
マン島TT公道レースは時間との闘いです。間隔を空けた時間差スタートから、1周約60キロを何分何秒で回って来られるかの勝負になります。
個人の内なる自分との闘いでもあり、ミスを犯せば危険は自分に跳ね返ってしまいます。また、古い生垣を縫うような住宅街に、うねり段差ストレート、マサに空中に飛んでしまうジャンピングスポットなどなど、エスケープゾーンなんて無いに等しいくらい危険なのは確か。
実際100年ちょっとで、およそ230人もの方が命を落としています・・・
昨年も、残念ながら三名の方がお亡くなりになりました。(-人-)
危険は百も承知。だが1秒でも速く走りたい。競争とはそういうものでしょう。
個人の考え方は千差万別ですから、危険認識等の異論は当然有ると思います。
しかし、受け入れてくれる環境と走る場所が有れば、走ってみたいと思うライダー心理もまた必然。
そうやって2012年の現在まで続いてる文化というものに畏敬の念を抱きます。
怪我をしないで欲しいし、命を落とさないでくれと祈りつつ、“全力で走るライダー達全員”を応援しています!
o(^-^)o
Posted at 2012/05/27 02:05:14 | |
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