2021年1月に購入したAZ1。購入先のAZ1専門店とトラブル続きで、最終的に修復歴無しで購入したにも関わらず修復歴が判明して、半年で返品するはめになりました。
正直自分の車人生において、最大の不愉快事でした。精神的ダメージが酷く、一時みんカラも全く止めていました。
しかし、AZ1自体は嫌いになった訳ではありません。乗ったのは半年でその間トラブル続きのため、走行は1000㌔程でした。所有半年、走行1000㌔では、車の本質を理解するまでは至りませんでした。ただ、AZ1がABCトリオの中で、極端に売れなかった理由というのは、何となく分かりました。
カプチーノにはトランクがありますがAZ1にはトランクがありません。ABCトリオで同じミッドシップのビートもテニスラケットくらいしか入らないとはいえ、一応トランクはありますが、AZ1はありません。
また、AZ1はグローブボックスも有りません。そのため、運転席の後ろに書類入れをくっ付けて車検証を入れていました。ミッドシップでトランクを付けなかったのはエンジンルームの関係で、付ける事が出来なかったのかもしれませんが、グローブボックスを付けなかったのは理解出来ません。
また、フロントにはスペアタイヤを収納しようとた形跡がありますが、スペアタイヤは有りません。これは開発当初、スペアタイヤはフロントに収納する予定だったのが、衝突試験を行った際にスペアタイヤがステアリングシャフトを押し、ステアリングホイールがドライバーに向かって突き出すことが分かったため、急遽助手席後ろにスペアタイヤを納める事になったそうです。ABCトリオのビートがきちんとフロントにスペアタイヤを納めているのに比べて、お粗末と言わざるを得ません。
ただ、問題は色々あっても大学を卒業して初めての車を購入しようとした30年前、180SXと最後まで悩んだAZ1は忘れられませんでした。
2021年7月にAZ1を返品して以来、返金された購入金で車屋の従弟にAZ1を探してもらっていました。条件は修復歴無しである事、走行10万㌔以下である事、点検記録簿がある事でした。
自分がAZ1を購入した2021年に比べ、90年代の旧車の高騰は激しく値段がどんどん高くなったのに加え、AZ1は元々グローブボックスが無いので点検記録簿が残されいる事が少ないので、条件にあう車がなかなか見つかりませんでした。元々AZ1の生産数は4,400台、キャラが500台余り、AZ1とキャラ併せても5,000台有りません。希少車なので条件に合う車が見つかるのは難しいかなと思っていました。
先日車屋の従弟から「キャラだけど事故歴修復歴無し、点検記録簿有,走行85,000㌔でツーオーナーの車がオークションに出てるけど、どうする?」と電話が来ました。「返金された金額の範囲であれば入札してくれ」と回答しました。
あまり期待はしていなかったのですが、従弟から連絡があり「落札したよ!」とのこと。と言う事で、AZ1はキャラになって戻って来る事になりました。納車されましたらご報告します。
Posted at 2024/03/31 17:43:18 | |
トラックバック(0) | クルマ