中古のスタッドレスタイヤは大丈夫?

2021年11月22日

中古タイヤ スタッドレス

今の時代、ネットオークションやネットでの個人売買、中古パーツ専門店など、さまざまなところで中古タイヤを手に入れやすくなっています。中古タイヤのなかにはもちろんスタッドレスタイヤも数多く存在していますが、果たして中古のスタッドレスタイヤは問題なく使えるものなのでしょうか? 

中古スタッドレスタイヤは安全なのか?

中古スタッドレスタイヤが安全かどうか? はそのタイヤの状態によって異なります。しかしながら、ある程度の目安は存在するといっていいでしょう。

まず、タイヤの残り溝(残り山)の状態です。スタッドレスタイヤは残り溝が半分になるとスタッドレスタイヤとしての使命を終了します。サマータイヤなら5分山でもまだしばらくは使えますが、スタッドレスタイヤで5分山の場合はスタッドレスタイヤとしては機能しないのです。最低でも6分山のタイヤでないとシーズンを通して使うのは難しいこともあるでしょう。

もちろん走行距離にもよりますし、エンジンのトルク、乗車人数、路面状況、運転の仕方でによっても異なるので、一概にはいえませんが、1年で1分山と考えるくらいがわかりやすいでしょう。

中古タイヤ スタッドレス 



タイヤはナマモノだと言われます。それは製造した瞬間から劣化が始まると言われているからです。どのような工業製品でも同じ傾向はありますが、ゴム製品であるタイヤはとくにそこ傾向が強くなっています。タイヤもどのように使われていたか? どのように保管されていたか? でその劣化度が異なります。

使用済みのタイヤをホイールに組まない状態で屋外で保管されていた場合はかなり条件が悪いですし、未使用のタイヤを屋内保管していた場合は条件がいいといえます。顔見知りからの購入でない限りどのような方法で保管されていたかを知ることは難しいので、製造年週や状態で判断するしかないでしょう。

製造年週の調べ方とタイヤの状態のチェック方法

タイヤのサイドウォールにはさまざまな情報が記載されています。タイヤのブランドや銘柄はもちろん、195/65R15といったサイズもサイドウォールに記載されています。

そうした記載のなかに4桁の数字が存在します。この4桁の数字がタイヤの製造年週を表しています。たとえば「3819」と記載されたタイヤの場合、2019年の第38週(9月中旬~後半あたり)に製造されたタイヤであることがわかります。同じ条件のタイヤがあった場合、製造年週の新しいものを選ぶのがセオリーでしょう。

タイヤメーカーでは5年を経過したタイヤについて点検をすすめているほか、約10年で交換するようにすすめています。

ネットオークションやネットでの個人売買の場合は、状態チェックは難しいかも知れませんが、掲載されている写真をしっかりと見ることは欠かさないようにしたいものです。画像操作ができる環境を持っている場合は、ダウンロードしてコントラストやシャープネス、色味などを極端に変更すると表面の変化などが読み取れることがあります。現物をチェックする際はタイヤを押して変形させてみることなどで、表面のヒビなどを確認できることもあります。

中古スタッドレスタイヤの選び方と上手な利用方法

中古スタッドレスタイヤは使い方によってはとても魅力のあるものです。中古スタッドレスにはホイール付き、タイヤ単体(ホイールなし)の2種があります。

おそらくですが、ホイール付きのものはクルマを買い換えるなどしてホイール付きのスタッドレスタイヤが不要になり売りに出されたものでしょう。 一方、タイヤ単体のものはタイヤのみを入れ替えて不要になったタイヤを売りに出している可能性もあります。出処が明らかでないものは推理するほかにないので、ホイール付きのタイヤのほうが安心感があるといえます。

ホイール付きで販売される場合は、ホイールがブランドものであることが少ないため、マッチングに不安が残ります。ブランドものの場合は、メーカーサイトなどでインセットなどを含むデータを調べることが可能ですが、量販店で販売されている格安ホイールは、そうしたデータを調べることが難しいこともあります。以前にどのクルマが履いていたかがわかり、そのクルマと同一車種(双方無改造の場合)に装着するならまず問題は起きないでしょうが、そうでない場合は現物合わせが必要なこともあります。とくにサスペンションチューンを行うなどしていて、ホイールクリアランスが狭いクルマはサイズのちょっとした差で干渉することもあります。

中古スタッドレスタイヤはクルマを買い換える予定があるなど、1シーズンだけ使えればいいといったときには便利なアイテムです。春にはクルマを買い換える予定があるときなどは、この冬に使うスタッドレスタイヤを新品で購入するにはコストが大きな負担になります。また、急にスタッドレスタイヤが必要になったときなど、新品が在庫切れであっても中古なら入手できるということもあります。

ただし、降雪予報が出ているときなどは新品同様にあっという間に売り切れてしまうこともあります。新品も同様なのですが、スタッドレスタイヤは余裕をもって入手しておかないと、品切れで手に入らないことがよくあるのです。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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