オートマ vs マニュアル どんな違いがあるの?

2018年4月19日

運転中にギアとハンドルを握っている画像

クルマを運転する時に必ず操作するのは変速機。今やオートマチック限定免許を取る人も多いですね。第一、新車で売られているクルマに関してはスーパーカーもクラッチ操作が要らないものがほとんど。オートマチック限定免許で運転できてしまうものです。確かに長距離ドライブなどでは快適で楽なオートマチック。それでは、マニュアル免許は意味ないのでしょうか?そんなオートマとマニュアルについて、そもそもどんな違いがあるのか整理してみましょう。

オートマ限定免許全盛の今

免許をお持ちの皆さん、皆さんは限定付きでしょうか?それとも限定なし、どちらでしょうか?私はあまり選択をするという考えはなくマニュアルも乗れる限定なしの普通免許を取りました。それなりのクルマ好きなので「そりゃそうでしょ」とよく周りからは言われるのですが、正直はじめはあまりマニュアル車に対して執着はありませんでした。教習だけはマニュアルで、くらいのつもりだったのです。しかし今ではマニュアルに乗れる免許でよかったと思っています。

昔のクルマはオートマチック車のエンジンで生んだ力を地面に伝達する効率が悪かったです。そのため、燃費が悪かったり、パワー不足に感じたりして中には上り坂に行くとエアコンを消すなどという人もいたほど。しかし今はそんなことはありません。むしろ、実際に走った燃費ではおそらくオートマチック車(クラッチのない2ペダルの車)の方が燃費はいいかもしれません。

「面倒くさい」のではなく「好きなように走れる」のがマニュアル車

では一体何の意味があるの?と思うかもしれません。それは止まっている自動車が動き出す事のありがたみを感じるということでしょうか。こうして車は動くのだという実感を強く感じるから。そう言ってもいいかもしれません。

マニュアル車の場合、ニュートラルの状態からクラッチを踏んで、ギヤを1速に入れて走り始めます。走り出すときに半クラッチという方法で少しずつ動力をタイヤに伝えていき走り始めるので、これが面倒だという感覚が強いのかもしれません。しかしそれがそもそも大きな見解の相違であると言わねばならない。そう思うのです。

実はマニュアル車は自分の体調、スケジュール、精神状態などなどその日のコンディションに合わせて好きなように運転ができると言えます。面倒なのではなく、わがままが利くトランスミッションだと言ってよいかもしれません。

まったり行きたい時は、走り始めた回転数位を維持してそろそろと静かに流すこともできますし、ちょっと長いワインディングロードなんかでは、回転数を高めで元気よく、かしっ!かしっ!とギヤチェンジしながら走ることもできるのですから。

初めのうちは、なかなかペースがつかめないかもしれません。でも慣れていくと自分とクルマの距離感が縮まるようでなんとなく嬉しいものです。

暗闇の中ライトにアップされたシルバーペダルの画像

本来はレベルや、種類の違いではなく「用途」と「好き好き」で別れるもの

反対にオートマチック車は多くがクリープという現象があり、アクセルを踏んでいなくともブレーキを離すと自然に前に進もうとする力があります。ですので街中では、アクセルを踏むというよりも、ブレーキで速度を調整、制御しながら乗るという感覚があるかもしれません。

全然違う乗り心地なので好き好きだと思いますが、わがままにお好みに合わせて乗れるのがマニュアル車、これだけはぜひ覚えておいてください。坂道発進も教習の時はかなり大変そうな事を言いますが、実際に馴れると、わざわざサイドブレーキを引かなくてもどうってことはありません。

新車で売っているクルマではだいぶ少なくなりました。しかし、それでも残しているクルマが少なくないのは、それだけ「マニュアルじゃないと!」という人が少なくないということです。もし選択ができるならマニュアルも乗れる免許を取って、乗り始めてからどっちが好きかはっきりさせるでもいいかもしれません。

ちなみに、そんな私ですが最近感じることが一つあります。マニュアル車はどんなクルマもそこそこ楽しいです。でもオートマチックで楽しいと思えたクルマは、基本設計が良くかなり根本的にいいクルマだという事。

皆さんはどちらが好きですか?マニュアルじゃないとダメとは思いませんが、体の動くうちは自分で変速して元気に走るのもいいものだと思います。いざこういわれると、なかなかはっきりどっちとは言いにくいものですが、皆さんはどちらですか?

男性ドライバーが仕事へ車で向かっている画像


(中込健太郎)

乗るに戻る

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

カーライフ 記事カテゴリ

注目タグ

最近見た車

最近見たクルマはありません。

ニュース