スタッドレスタイヤからサマータイヤへ タイミングは?

2019年4月5日

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長かった冬もようやく終わりが近づいてきました。冬の間、お世話になったスタッドレスタイヤからサマータイヤへ交換するタイミングまであと少しです。ん? あと少し……でもいったいどのタイミングで交換すればいいのでしょう。その微妙な感じをお伝えします。

あなたはどこに行きますか?

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クルマは移動するために使うものですから、自分の家の周辺で雪が降らないからといってスタッドレスタイヤからサマータイヤに履き替えてしまうのはちょっと時期尚早です。自分の行動パターンを考えて、サマータイヤに戻すのが正解でしょう。でもそのタイミングも少し余裕を持ったほうがいいのです。

スタッドレスタイヤでドライ路面を走ることはできますが、サマータイヤで雪道や凍結路面を走るのは難しいですし危険です。であれば、スタッドレスタイヤは春になっても少し長めに履いておくのが賢明でしょう。

どう交換しているのか? によって時期はさらに違う

スタッドレスタイヤとサマータイヤの交換を自分で行い、自分で保管しているのか? タイヤショップなどに任せてショップに保管してもらっているのか? によって交換時期はさらに異なると言えます。すべてを自分で行っているのならば、万が一のときは再び戻すことができます。しかし、ショップに依頼していると再び戻すことになるとその分の料金がかかることになります。もちろん費用は関係ないと言うならそれでも構いませんが、ショップによっては自社で保管するのではなく、別の場所の倉庫などに入れることもあり、そうなると急な対応は難しいものです。

スタッドレスタイヤを履きつぶすという使い方もある

スタッドレスタイヤはその機能を発揮できるのは溝の深さが新品の2分の1までです。タイヤのサイドウォールに「→」のマーク(矢印の先端はトレッドに向かっています)が4ヶ所にあり、そこの部分の溝がなくなるとスタッドレスタイヤとしてのライフが終わります。しかしサマータイヤとしてはまだ使うことができます。

サマータイヤの限界は「▲」マークのある部分スリップサインが出るまで使えます。とはいえ、スリップサインは1.6mmという限界で出てきます。実際に使えるのはそれよりも手前でスリップサインが出たら、とにかく急いで交換する必要があります。

年間の走行距離にもよるのですが、ちょうどいいサイクルで使えると冬の手前でスタッドレスタイヤを履いて、そのまま履き続けて履きつぶすという使い方もあります。1年で履きつぶすというパターンもあれば、2年、3年というパターンもあります。スタッドレスタイヤのサマー性能は夏タイヤに比べれば落ちますが、それを理解して使えばいいのです。


(諸星陽一)

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