【ネット保険は安いだけ?】様々な特約を理解し、自分に見合った自動車保険の選びましょう

2019年7月5日

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ネット系自動車保険が登場して以来、自動車保険は選択の自由度が高まってきています。それだけに選び方が難しくなってきているのもまた事実です。果たして、どんな保険を選べばいいのか? どんな特約は不要なのか? を考えていきましょう。

ネット系保険はなぜ安いのか?

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自動車保険は代理店で申し込む方式と、ネットで申し込む方式の2つが代表的です。 保険の掛け金と保険の支払い額はどちらも同じですが、代理店が担当する場合は代理店の利益分を出さなくてなりません。ですから、その分を上乗せした金額を請求しなければシステムが成り立ちませんので、そうした部分が最も金額に影響する部分と言えます。

代理店で申し込む場合、予備知識はほとんど必要なく代理店の説明を聞きながら必要な項目を選んでいけばいいのですが、ネット系の場合は自分である程度の基礎知識がないと申し込みが難しいものです。そこで、調べたり勉強したりする手間を省略できるのが代理店契約のいい点です。少しでも掛け金を節約したいならネット系の方が有利です。

セット売りとバラ売りがある自動車保険

自動車保険は対人賠償、対物賠償、搭乗者傷害(人身傷害)、自損事故、無保険車傷害、車両保険の6種類があります。搭乗者傷害は契約中のクルマに乗っている人が対象ですが、人身傷害の場合は契約中のクルマに乗っている場合に加えて、他人のクルマやバスやタクシーに乗車中(記名被保険者と家族が対象)や歩行中の自動車事故(記名被保険者と家族が対象)にも対応します。この6種類がすべてセットになったものをSAP(自家用自動車総合保険)、車両保険以外のものがセットになったものをPAP(自動車総合保険)といいます。また、BAP(一般自動車保険)というものもあります。BAPは対人賠償、対物賠償、車両保険の3つのうちのどれか1つに加入したうえで他の保険を任意で選びます。

事故のときに自分のクルマも保険金で修理したい場合はSAP、自分のクルマの修理費は考えなくていい場合はPAPを選ぶのが一般的です。つまり、自身のクルマが古く、修理はしないというような前提ならPAPというわけです。対人、対物については基本的に保険金を無制限に設定します。死亡事故の場合賠償金がいくらになるかはわかりませんし、高級ブティックに突っ込んでしまった場合などはとんでもない対物賠償が請求されることがあります。ですからこの2点については無制限としましょう。

掛け金を低く抑える方法

保険の掛け金はさまざまな方法で低く抑えることができます。よく知られているのが、運転者の限定です。とくに年齢限定は掛け金を大きく抑えられます。年齢問わずと35歳以上ではかなりの差が生まれます。また、家族限定というものもあります。記名本人の限定、配偶者と本人の限定、家族限定などによって割引額が変わります。

その他にインターネットで申し込むことによる割引、保険証書不発行の割引、新車割引、ハイブリッドや電気自動車を対象としたエコ割引、衝突軽減ブレーキなどが装備されたクルマを対象としたASV割引、継続割引、セカンドカー割引などさまざまな割引制度があるので、上手に使うことで掛け金を下げることができます。

保険に加入することでさまざまな施設での割引きサービスを受けることもできるので、そうした特典を利用すればますます賢く使う事ができるでしょう。


(諸星陽一)

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