ユーザー車検、そのメリットとデメリット。通らなかった時の対処法とは?

2019年11月13日

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乗用車なら初度登録3年後、その後2年ごとにやってくるのが継続車検です。長いようで、あっという間の3年や2年。毎回その費用にはうんざりとさせられます。この車検費用をグッと圧縮できるのがユーザー車検という方法です。果たしてユーザー車検は難しいものなのでしょうか? そしてユーザー車検でも安全性は確保できるのでしょうか?

ユーザー車検とは何なのか?

整備

ユーザー車検とは、所有者が自分で車検を受ける事です。車検って自分で受けられるの?と思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、自分のクルマを自分で車検を受けることは何の問題もありません。どちからといえば自分で責任を持って受けるほうが普通の行為です。ただ、自分で車検を受けるのは面倒だとか、時間がもったいないという人は依頼をするのです。その依頼をして受けるのが一般化しているだけだと私は考えます。

車検と整備は切り離して考えます。車検というのはクルマの状態を確認する作業です。ディーラーや整備工場に車検を依頼するときは、整備と車検を一緒に依頼することになりますが、整備だけお願いして車検は自分で受けるという事も可能です。

手順は若干複雑だが現場では親切に教えてくれる

ユーザー車検を受けるためには、まずはインターネットか電話で予約をして、その日時に合わせて運輸支局か軽自動車検査協会(車検場)にクルマを持ち込んで検査を受けます。検査を受ける前には書類作成が必須です。現場には記入方法が詳しく説明されていますし、聞けばきちんと教えてくれるので想像しているよりもずっと親切な場所なのです。

車検を通すだけなら自分で点検して持ち込めばいい

多くの場合、車検証ケースの中には点検簿があるはずです。その点検簿通りに点検をしてから、車検を受ければ大丈夫です。最低限のマナーとして、コイン洗車場などで下回りの洗浄はしましょう。点検簿にしたがって、点検し問題がなければ車検は受かります。もちろん問題があれば、その部分は修理したり、部品を交換したりする必要はあります。自分でできないことだけを業者に依頼してもいいのです。

もし、車検に落ちた場合も車検場近くのテスター屋さんと言われる場所で調整し、再検査を受ければだいたいの場合は大丈夫です。たとえば、オイル漏れが止まらないなどの場合は、テスター屋さんでの処置では間に合わないこともあります。そうした場合は修理をして再検査となります。車検を受ける前にテスター屋さんで一通り確認してもらうという方法もあります。

ただ、勘違いしないでほしいことがあります。車検場にも注意書きとして書かれていますが「車検は今後の有効期間中の安全性を保証するものではなく、その時点で問題ないことを示す」という事です。車検に受かったからといって、その後の有効期間で問題が起きないわけではなく、整備も消耗品の交換も必要だという事です。


(諸星陽一)

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