レンタカーとはいろいろ違う! カーシェアで気を付けるべきポイントとは?

2020年7月15日

カーシェア 消毒

最近、グングンと利用者数を伸ばしているのがカーシェアです。レンタカーは使用前に必ず業者が掃除や点検を行いますが、カーシェアは他の誰かが使ったままの状態のクルマに乗り込むことになります。今回はカーシェアを利用するときに注意したいポイントを見ていきましょう。

乗る前のチェックと、不具合の連絡は絶対に必要

事前に業者のチェックが入らないカーシェアは、利用前のセルフチェックが非常に重要です。万が一、前の利用者がクルマをぶつけたりしていた場合、乗り出す前にスマホなどで写真を撮ったうえで、その場でサービスセンターにも連絡しましょう。写真を撮っただけで安心しないことが重要で、写真だけではいつ撮られたものか証明できません。電話連絡しておけば、動かす前に傷が付いていたことを証明できます。

喫煙についても同様です。シェアカーはほとんどが禁煙車ですが、それでも車内で喫煙してしまう利用者もいます。車内がたばこ臭い、吸い殻や灰が落ちていたという場合も、使う前に連絡しておかないと、次の利用者が通報した場合、自分が喫煙した可能性のある利用者としてリストアップされる可能性があります。つまり、連絡を怠ったことで、あなたがブラックリスト入りしてしまうとわけです。

消毒やクリーニング用品を持参して感染症対策

パネル 消毒

コロナウィルス対策で、他人との接触をできる限り避けることが奨励されていますが、カーシェアも前の利用者が感染者である可能性がゼロとは言い切れず、レンタカーと違って業者が消毒やクリーニングしてくれることもありません。消毒液などの装備は進められていますが、装備されていなかったり、液が切れたりしている可能性もあるので、自前の消毒グッズを持参しましょう。

また、用意されているのは消毒液のみという場合も多いので、ハンドルなど手が触れる部分を拭く消毒シートや使い捨て用のタオルなども用意したいところです。そして、マスクは自分のためと、次の利用者のためにも装着するのがマナー。自分も感染者である可能性を否定しないことが大切です。

事故や損傷はごまかさずに連絡すること

使用中になにか不具合があれば、それをサービスセンターに連絡することは基本中の基本です。また、クルマをこすってしまった、事故や損傷を起こしてしまったというときも、利用規約に則って処理をしましょう。修理や補償費用を恐れて黙っていると、後々面倒な事態になることが多いので、絶対に避けるべきです。

ガソリンが減っている場合、時間があれば用意されているカードなどで給油しましょう。カーシェアの場合は燃料代も利用料金に含まれています。返却の際に給油や洗車を行うことで、利用料金の割引きを得られることもあります。

最後にマナーとして、自分が感染者かもしれないということを意識して、使用後にクルマの中をクリーニングすることをおすすめします。そして、シェアカーに乗ったあとは、手を洗い、うがいをすることもお忘れなく。シャワーや入浴ならさらに安心です。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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