ビギナー向けカスタムの超定番、ルームミラーを多機能タイプに替えよう!

2021年10月19日

ルームミラー デジタルミラー

クルマのインテリアのカスタムのなかでも比較的手を出しやすいのがバックミラーの変更でしょう。バックミラーを純正以外のものに変更したり、モニター方式に変更したりするだけで、車内の雰囲気はガラリと変わります。実用性とドレスアップを同時に行えるバックミラーの交換について、法的な問題も含めて解説します。

実はルームミラーには保安基準の規制がない!?

クルマに装着されている主なミラーはドアミラー、SUVのフェンダーなどに装着されるサイドアンダーミラー、そしてルームミラーの主に3種類です。室内を見回せるミラーや、化粧用のバニティミラーも存在しますが、運転には関係しません。

ルームミラー デジタルミラー


3種類のミラーのうち、ルームミラーは規程がなく、装備されていなくても問題ないということになっています。ただし、保安基準を満たさないタイプのものが取り付けられている場合は車検に通りません。“保安基準を満たさない”というのは、ミラーの見やすさなどとは関係なく、ミラーを交換してネジで止めたり(ルームミラーは安全のために衝突したときなどには脱落する機構にする)、大き過ぎるミラーが視界を妨げたりする場合はNGです。

最も一般的なルームミラーのカスタマイズはワイドミラーの取り付けでしょう。ワイドミラーは標準のミラーにはさむようにして取り付けるのが一般的です。標準のミラーは平面鏡ですが、ワイドミラーの場合は平面タイプと曲面タイプがあります。平面タイプは後続車の距離感が自然です。曲面タイプは同じ横幅でもより広い範囲を映すことが可能ですが、像は小さくなってしまいます。

また、標準のミラーは防眩(ぼうげん)式といって、後続車のヘッドライトなどがまぶしいときはミラーの反射率を切り替えられるようになっていますが、ワイドミラーで防眩に切り替えられるものはほとんど見かけず、最初からある程度反射率を落としたものが防眩タイプとして用意される程度です。

最近話題のデジタルインナーミラーのおススメと問題点

クルマの後方をカメラで撮影してその画像を液晶画面に表示するタイプのものも増えてきました。いわゆるデジタルインナーミラーといわれるタイプです。メーカー純正装備のデジタルインナーミラーは、通常のミラー(光学ミラー)と、カメラ&液晶画面を切り替えて使うタイプで、機能は後方確認のみとなっていますが、市販の後付けデジタルインナーミラーの多くはドライブレコーダー機能を備えています。

デジタルインナーは光学ミラーと液晶画面を切り替えられるほうが何かと便利なのですが、後付けタイプのものだと液晶画面しかないもの、ミラーの一部だけが液晶になっているものなども存在します。

使い勝手がよさそうなのは、ソーリンの「SL3118SMD」というモデル。ブラケットごと交換するタイプなので適合車種が少ないのが難点ですが、後付け製品でも液晶と光学ミラーの切り替えが可能です。フロント向きのカメラはミラー本体にビルトイン、リヤカメラは独立しています。

レーダー探知機と一体型のミラーも定番アイテム

ドライブレコーダーと並んで、ルームミラーにプラスされる機能と言えばレーダー探知機です。もちろん制限速度を守って走行することが前提ですが、日本の道路は交通の流れに乗っているとスピード超過になることも多く、そうした際に自車が流れよりも速度が速いことに気付かなかった、周囲のクルマが急に速度を落とした等で取り締まり対象となってしまうこともあり、速度超過を避けるためにもレーダー探知機は役に立つアイテムでしょう。また、高速道路インターでの逆走防止アラートを装備している製品も多く、安全運転に役立つさまざまな機能が付加されています。

最近は移動オービスの登場もあり、取り締まり方法が多様化してレーダー探知機の選び方も難しくなってきました。GPS搭載はもちろんのこと、レーザー波への対応もチェックしたいところです。様々なレーダー探知機が販売されていますが、ルームミラータイプは後付け感があまりなく、車内で目立たないことを理由に選ぶ人が多いようです。

Yahoo!ショッピングのミラー型レーダー探知機で、取材時にもっとも人気だったのが「セルスター AR-5」で、GPS内蔵、レーザー対応(別体センサー式)、逆走警告、高速道路120km/h対応となっているほか、GPSデータは毎月更新されそれを無料でダウンロード、いつも最新の状態で使用できるようになっています。価格も3万円前後と、ミラー型のレーザー対応タイプとしては比較的リーズナブルな設定です。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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