エアコンの内気循環と外気導入の使い分け方とは?

2019年2月21日

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自動車のエアコンには内気循環と外気導入という2つの基本モードがあります。この2つのモードはどのように使うのが正しいのでしょうか?またエアコンはどのような使い方をするのが理想的なのでしょうか?今回はこんなちょっとした基本を掘り下げていきます。

そもそも内気循環、外気導入って何?

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一般的な家庭用のエアコンを作動させると吸入口から空気を吸い込んでエアコンの内部で冷やしてエアコンの外に排出して部屋を冷やします。これが内気循環の状態です。クルマのエアコンに装備されている外気導入は、車内の空気を冷やすのではなく車外の空気を取り込んで冷やし、それを車内に排出して冷やす方式です。

エアコンを使って車内を冷やすときは車外も気温が高い状態ですから、外気を冷やしてその空気を使って車内を冷やすのは効率が悪いということはわかりますよね。ではなぜそんなことを行えるようになっているのかといえば、それは換気という考え方です。車内は狭い空間ですから内気循環のみで使っていると空気が汚れてしまうという考え方です。

とはいえ、内気循環だからといってまったく空気が入れ替わらないわけではありません。内気循環でもある程度の空気は入れ替わるようになっています。ただ、積極的に空気を入れ換えたいときには外気導入を使うといいということです。

昔は喫煙が当たり前だった

昔はどんなクルマにも灰皿とシガライターが標準装備でした。つまりタバコを吸うのが当たり前だったので、外気導入がかなり一般的だったと言えます。しかし今はタバコを吸う人が少なくなってきているので、外気導入はさほど必要とは言えません。しかし、それでも取り扱い説明書には、基本は外気導入で使うように書かれています。それはエアコンフィルターの進化があります。現代のクルマのエアコンフィルターの進化はめざましく、多くの不純物を取り除いてくれるので、外気導入で使っても快適なのです。

では内気循環、外気導入どちらで使うのがいいのか?

内気循環で使うか? 外気導入するのか? それは使う環境にあるといえます。クルマのエアコンの性能があまり高くなく、なおかつ外気が汚れている場所で使うときに外気導入で使えば汚れた空気を車内に取り込むことになりますから、当然のように内気循環で使います。ほかにクルマがいないような高原の道を走っているなら外気導入でフレッシュな空気を取り入れたほうが快適です。それらを自動で行ってくれるクルマもあります。大切なのはどっちが基本か? ではなくて環境に合わせた使い方をすることです。

家庭用エアコンは設定温度を高くすると電気代を節約できますが、カーエアコンは設定温度を高くしても燃費がよくなることはありません。カーエアコンの冷やす機構は一定で、冷やす温度を調整できません。ではどうやって温度を変えているかというと、エンジンの熱を使ったヒーターで冷風を温めて温度を調整しているのです。ですので燃費には関係がないのです。しかし電気自動車の場合は話が別になってきますし、エアコンそのものの方式が異なることもあります。


(諸星陽一)

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