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雪が降らなくても冬タイヤを履いたほうがいい?
2021年11月15日

日を追うごとに気温が下がってくると、いよいよ冬タイヤの出番の季節となってきます。しかし、東京を例にするとスタッドレスタイヤが必要なほどの大雪が降ったのは2018年のことでした。ここまで雪が降らないと冬タイヤは不要なのではないか? とも思ってしまいます。今の状況で果たして冬タイヤを用意するべきなのでしょうか?
どんなときがクルマで出かけたいときか?
東京などのあまり雪が降らない地域の人でも、スキーやスノーボードなどウインタースポーツを楽しむ場合は、冬前にスタッドレスタイヤに交換することは当たり前になっているでしょう。しかし、普段使いや買い物にクルマを使っている人は、果たしてスタッドレスタイヤが必要なのでしょうか?
それは生活様式によっても違ってきます。クルマはレジャー以外には使わない……という人はレジャーをあきらめればいいだけですが、普段の生活で通勤や通学はもちろん食品の買い出しなどにクルマを使っている人はやはり冬タイヤに履き替えておいたほうがいいでしょう
どんなときにクルマで出かけたいか? を考えれば答えは一目瞭然です。晴れの日より雨の日、雨の日よりも雪の日のほうがクルマで出かける意義があります。
でもスタッドレスタイヤは高いから……と考えるかも知れませんがクルマはもっと高かったはずです。天気が悪い日にクルマが使えないなんて、まさに宝の持ち腐れになってしまいます。せっかくクルマという便利な乗り物があるのですから、悪条件のときこそクルマを使って快適な生活を維持することに意味があると私は思います。
気温が低いと夏タイヤはグリップがダウンする
雪が降ってないのだから夏タイヤでも十分と思うかも知れませんが、じつは夏タイヤは気温が低くなるとグリップが落ちてきます。おおむね気温5℃がその境目と言われていて、5℃を下回ると夏タイヤよりもスタッドレスタイヤのほうがグリップが勝ると言われます。なので、乾燥路面であっても冬はスタッドレスタイヤを履いていたほうが安全性の面でも有利ということになります。また最近はオールシーズンタイヤといって1年中使えるタイヤも登場しています。
オールシーズンタイヤの場合は冬場の北海道などのアイスバーンには対応していませんが、一般的な雪道やシャーベット路面では1、2世代前のスタッドレスタイヤレベルのグリップは発揮します。また、乾燥路面でのグリップも高く、安心して使うことができます。
オールシーズンタイヤは降雪地帯で夏タイヤ代わりとして使われることもあります。これは突然の積雪などのときに夏タイヤでは対応できないものの、オールシーズンタイヤなら対応できるからという理由です。
インチダウンという手もあるが……
スタッドレスタイヤに限らずタイヤは外径が同じでも、内径が大きいほど価格が高くなる傾向にあります。たとえば夏タイヤが215/45R17のクルマには195/65R15のスタッドレスタイヤを装着することも可能です。以前はこうしたインチダウンが当たり前のように行われていました。

インチダウンをすればタイヤもホイールも出費が抑えられるので効果は絶大です。しかし、最近はインチダウンはおすすめしないというメーカーもあります。それは、自動ブレーキやACCなど制御系が緻密になっていることが原因です。クルマの速度はタイヤの回転数から算出しているので、タイヤ径の変化は最小限に抑えたいというのが理由です。ブリヂストンの最新スタッドレスタイヤブリザックVR3を例にすると、195/65R15の外径は639mm、215/45R17の場合は634mmとわずか5mmですが差があります。摩耗や空気圧の変化で変わる誤差と同じレベルですが、気にするメーカーは気にするのです。また、ホイール径のアップに伴ってブレーキキャリパーが大き区している場合などは物理的に小径ホイールの装着はできません。
スタイリングを考えるとホイール径が大きいほうがスタイリッシュ見えますが、コストという面では大径ホイールはどうしても高くつきがちです。タイヤは消耗品なので、安易にオプションで大径ホイールを選んでしまうと、のちのちランニングコストが高くなる可能性もあるので、クルマを購入する際には熟考したほうがいい項目だということも覚えておいて下さい。
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