王国

　今日の｢子どもの日｣は、我が子たちと映画観賞。
　昨今話題となっている”アナ雪”こと｢アナと雪の女王｣は、子どもたちが既に国際線の機内上映で日本公開前に観てしまった…、とかで選択肢から除外。ドキュメンタリー映画の｢ネイチャー｣(原題：Enchanted Kingdom＝魅惑の王国)を愉しむことと相成った。

　｢ネイチャー｣は、”世界最高峰のドキュメンタリー集団”を自認する英国々営放送・BBCの製作。これまでも世界各地の雄大な自然を紹介する｢BBC EARTH｣シリーズは多数リリース・DVD化され、我が家でも度々鑑賞している。


　映画館の大スクリーンで鑑賞したが故の迫力は当然に感じられたが、｢BBC EARTH｣のハイクオリティはDVDでも十分に味わえるレヴェル(それほどに繊細で美しい)なので、｢興味はあるけど映画館に行くまでは・・・・｣とお考えの方はDVDのリリースまで待った方が良さそう。
　しかしメディアの如何を問わず、お奨めのソフトであることは間違いない。


　今日の映画館(ショッピングセンター併設のシネコン)は、ゴールデンウィーク中ということもあって家族連れで猛烈な混雑。
　映画館フロア直結の立体駐車場最上階は、屋根が無いため普段はガラガラだが今日に限っては満車だった。




　子連れで娯楽に出る家族が多いのは喜ばしいことに違いないが、一方で貧困に喘ぎ、連休中一貫して自宅内に籠り、テレビを友達にして過ごしている子どもたちも少なくないのではと推測する。
　映画業界が行政を通じて、生活保護世帯や児童養護施設に鑑賞券をプレゼント、なんて支援が実現すれば、気が利いていて素敵かも知れない。


　連休中は”書き入れ時”であり、また昨今の景気回復でエンターテイメント業界は利益も拡大していることだろう。そんな恩恵が様々なレヴェルにまで行き渡り、全ての子どもたちが等しく夢を持てる社会になってくれればと願う。