五級

　昨日に引き続き全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『米に再び超大型ハリケーン、壊滅的被害の恐れ』に注目。

　内容としては、遠く離れた大西洋上での気象現象の話題である。
　ハリケーンの進路で暮らす人々の被害が極小化するよう祈りを、ハリケーンの通過に伴って既に被害に遭ってしまった人々には衷心からのお見舞いを、それぞれ捧げる他ない。



　ハリケーンの猛威（今日時点でカテゴリー5=最大規模）という本筋とは別のところで、記事に目が行ってしまったことを正直に告白する。

　画像中心には、美しいブルーのメルセデス（GLA?）が写っている。
　よく見ると、その左右に写っているクルマはBMW、メルセデスの2台後ろで待機するピックアップはトヨタ・ハイラックスのようだ。

　アメリカ・ファーストを謳う大統領閣下の尽力にも関わらず、温暖でリベラルなマイアミではアメリカ車が売れていないらしい。トランプ政権の施策が、既に底割れしている証左の一つと見た。


　もう一つ、ハリケーンの名前である「イルマ」。
　生活の本拠である地域の旧郡名が「入間」＝「いるま」なので、全く無関係乍ら気になってしまう。


　西太平洋で発生する「台風」は、アジア14ヶ国の気象観測組織が140の名前を出し合ってローテーションしているが、ハリケーンは人名をベースにしたアルファベット順のリストの「A」から附されていく(ただしQ・X・Yなどは、西洋人の名前が少ないからか設定されていない)。

　トランプ政権の災害対応能力が試された、先月発生のハリケーン・ハービー(HARVEY)に次ぎ、リストにアップされていたのがイルマ(IRMA)だったようだ。
　故に、我が「入間」とは無関係なのは当然のこと、IRMAという名前そのものにも然程大きな意味は無い。


　ちなみにハリケーンの命名リストは6パターンあり、毎年リストの「A」から使用される。リストを最後まで使い切ってしまうと、次のリストに進むのではなく「Alpa」「Beta」……と命名される。
　この辺りは、140の命名リスト一本を、発生年に関係なくローテーションさせる台風のルールと異なる。

　リストは原則的に使い回しされるものの、極端に大きな被害を生じせしめたハリケーンの名前については、リストから外される。
　「IRMA」は、55名の死者を出した2011年のハリケーン・アイリーン(IRINE)が引退扱いとなったため、代替採用、6年後＝今年に初めて使用された。


　もしかしたら「イルマ」は、採用されて即引退……となってしまうかもしれない。



　日本の台風シーズンも、まだまだ続く。
　ハリケーンの動向にも関心を寄せながら、備えを進めていきたい。