編集

　全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『ゲノム編集でHIV感染を治す　培養細胞で成功　神戸大』に注目。

　現在は長期でお休みを頂戴しているが、長らく献血に協力してきた経験から、HIV感染について知識を持つつもりでいた。
　しかし記事中にある通り、多剤併用療法でウィルスを駆逐して、多少の不自由を託つものの普通の生活に復帰できるところまでは存じ上げなかった。

　てっきりウィルスを抱えながら発症を抑えているのかと勘違いしていた、自らの不明に恥じ入っている。


　それにしても、ウィルスの遺伝子が体細胞に組み込まれて、治療を止めるとまた体内で増殖を始めるとは、げに恐ろしき病である。

　人間の知性が、HIVウィルスの攻撃を防ぎ、或いは排除するだけでなく、感染された方々への偏見も解消できるように願ってやまない。


　私のように、深いところで知識が欠損している者も多数いるだろう。
　このような希望を持てる記事を通じて、HIVへの理解が進めばよい。



　ゲノム編集の手法でHIVを治療できるのであれば、他の遺伝由来の病気治療にも応用できるように思う。
　実際は、そんなに簡単なものではなかろうが、実用化の暁には日本オリジナルの先進技術として世界に提供し、相応の利益が得られるよう期待したい。