大家

　朝日新聞出版が運営する雑誌記事要約サイト｢dot.｣の配信コンテンツから、大家業に関する記事2題
　『大家が高級外車を無料貸し出し　それでも赤字にならないワケ』および
　『入居者サービス充実「大家」が増加中　野菜配布にイベント開催も』に注目。


(※一部限定公開)



　私は兼ねてから、サラリーマンが自家用車を所有することの無駄を指摘、それでもなおクルマを持つなら、一般的にはレンタルできないブランドにしようと努めてきた点も、この大家さんの志向と共通するものを感じる。


　ただ、このサーヴィス自体は、カーシェアリングを提供する企業とコラボレーションすれば、店子と余りコミュニケーションを取らない大家であっても、或いはクルマ好きではない大家であっても導入可能であろうし、既に都心のマンションでは実施している物件がある。

　これらコンテンツで最も汲み取るべき部分は、大家さんの人間的な魅力と、旺盛な行動力だ。
　クルマ好きなら私でも真似できるかも知れないが、決して安くはない輸入車を「みんなで使ってよ」と提供できる人は、そう多くあるまい。

　更に困窮する店子を、大家業のサポートに引き込む代わりに家賃・駐車場代を割り引くエピソードなど、太っ腹なだけではなく、人間を見極める眼力が無ければ対処できないように思う。



　さてさて、当面は現役のエンジニアとして社会にコミットしなければならない立場の私は、コンテンツで紹介されているような豪放で人間味溢れる大家さんにはなれそうもない。

　そのエッセンスだけでも、今後の社会人生活や財産運用に活かしたいものである。