軽機

　陸・海・空の乗りものに加えて、軍事ネタも豊富なニュース・コラムサイト「乗りものニュース」の配信記事から『総火演2021に初登場 自衛隊の新装備「汎用軽機動車」どう使う？ 原型は国産の民間車』に注目。

　先ごろ実施された富士総合火力演習(総火演)にて、初めて参加した汎用軽機動車」の話題。
　カーゴ空間が限定的で、既存車輛を搭載できないV-22オスプレイでの輸送を想定しつつ、開発費用を抑えるため民生品を転用して調達している。

　そのアイデアは良しとするが実車を拝見すると、機動力が身上できびきび走り回れるとは言え、もしソフトスキンのままで装甲を装備していないのであれば、オープンな構造と相俟って、偵察要員の棺桶に貶められ兼ねない。
　投影面積の大きいサイド側だけでも、軽量なケプラー繊維等を用いた防弾処理を施していてほしいものである。


　個人的には、陸自の「汎用軽機動車」を機に、日本国内でもオフロードバギーの公道運行を可能にしてもらいたいと願う。
　V-22オスプレイは災害対応にも投入されるであろうから、消防・警察の装備として揃えておけば、発災時にV-22オスプレイによる輸送を頼むことができる。
　更に民生用として国内でも販売できれば、製造コストも大きく下げられるだろう。



　我がゲレンデもまた、軍用モデルが先にあり、後に民生用へとウィングを伸ばした。
　「汎用軽機動車」もまた、同じ道を進みオフロード車ファンを歓喜させてもらいたい。