映画『フォードvsフェラーリ』

スティブ・マックィーンの「栄光のルマン」はポルシェVSフォードを描いていたが、この映画はそれより数年前のフェラーリVSフォードの物語。

「栄光のルマン」は日本ではヒットしたが、北米を含む全世界での興行は失敗だったという。理由はドキュメンタリータッチに振り過ぎた演出とスティブ・マックィーン以外に有名な俳優が出ていないことに起因するらしい。

そういう観点からはマット・デイモンとクリスチャン・ベイルが主演を務める本作品はレースよりも人間ドラマを主体に組み立てられているので興行的に大ヒットとはいかなくともこける心配はなさそうだ。

しかし、このベタなタイトルはなんとかならないか！？

1966年のル・マン24時間レースで、絶対王者フェラーリに挑んだフォード・モーターの実話を描く。カーエンジニアのキャロル・シェルビーを『オデッセイ』のマット・デイモンが、エリートドライバーのケン・マイルズを『ダークナイト』シリーズのクリスチャン・ベイルが演じている。メガホンを取ったのは、『ナイト＆デイ』『LOGAN／ローガン』を手掛けたジェームズ・マンゴールド監督。

劇場公開日：2020年1月