仮想現実と現実

ウチで何かしらの音楽を聞く場合。

CDやCDからパソコンに取り込んだデ－タを再生するわけです。
聴いている内にそれは頭の中にもデータとして残るので、
テレビの歌番組でその演奏なり、歌声なりを見聞きした時に、
違和感のある場合があります。

CDに入っている音と、番組の生歌が違うのは仕方ありません。
レコーディングは幾度も録り直して、良い部分だけをパッチワークのようにつなぎ合わせて「作る」わけですから。
違和感の度合いは様々。口パクでなければ本当に歌や演奏の上手い人ほど違和感がない、という事になるんでしょう。


数日前、とある女性シンガーがテレビ出演していてました。
私は古くからその人のファンですが、テレビで生歌を聴くたびに、えっ？？と感じてました。
今回もかなりのショック。上手い、下手だけじゃなく声質まで全然変わっていた。
最近のCDでも入っている歌声は若々しくて美しいままですが、実際は・・・・・

いいとこ取りでレコーディングするのは構わないと思いますが、声質まで大幅に調整されていたら、
私はいつの間にか、実際には存在しない声のファンだった、という事になってしまう。