お裁縫

尻の部分に穴が開き、タンスの肥やしとなっていたズボンがありました。
ウエスにでもしようかなと思いつつ、生地が厚いのでその用途に向かず、穿けなくなって数年が過ぎていた。
このズボンは太腿の横にもポケットのあるタイプで、カーゴパンツといわれている物。それならば・・・・・

そのポケット部分の生地を剥がして、穴が開いた部分にパッチとして縫い付ければよいではないか。






ビリビリと引き剥がして当ててみる。強引に剥がしたので部分的に裂けた。
こうしてみると都合がよいことが分る。ポケットだった生地をポケットの上に当てる事になりますが、
元々こういったデザインのズボンもある。うまく縫い付ければ違和感がないはずだ！！

さっそく針と糸でお裁縫です。




こういった作業は全くの不得手でして、なかなか上手くいかず、それに使っている針がどうしたわけかナマクラ。
すぐに曲がってしまうのです。その都度プライヤーで修正しながら使いますが・・・・・






一本しかない針を折ってしまいました。針先以外はちゃんと焼きが入っていたようです。






今日になってホームセンターで買ってきました。このセットで300円。厚物用もありましたがこちらを選ぶ。






おおっ、違う！針先も焼きが入っていて曲がらない。厚い生地を強引に縫った為か、中間部分は若干しなる。
針先は硬く、中間部分はやや弱く、意図的にそういった特性にしてあるのかもしれません。

これはポケットの口の部分を重ねて縫っているところ。






片側が完成。かぶせ部分がそのまま使えます。ポケットに物を入れる時は、今まで通りズボン内側の袋に入る。






裏側を見ると・・・・どうですか、このいい加減さ！！
まぁ、ダミーのポケットだし、くっ付いていればいいのですよ！！パンツが見えなければいいのですよ！！






もう片方も完成。こちらの口の部分はこんな縫い方をしてみました。急に上達したかも！！






両方縫い付けました。右側のミニポケット二つですが、座った時にゴロゴロするので剥ぎ取りました。
傷んでいる事も味になるタイプのズボンなので、左側の裂けた部分は縫わずにそのままとした。

これでまた、外にも穿いて出かけられるズボンとして復活しました。