
山車と太鼓とチョコバナナ
夏祭りの思い出結局チョコバナナ
「だとしても狙うは8等身」
ガラス越しに映る人影
その影は動かない
向こう側の暗い部屋からこっちを見ている
その表情は分かるはずもないけれど
どこか悲しげ
...これは、わたしの影
......
ラ...ラララ...ラ...♫
ビルの窓ガラス越しに聞こえてくる声
いえ...これは歌声のようね
歌声の場所を探してわたしは空を見上げた
太陽の光を反射するいくつもの窓
よくある四角い窓
麗しい歌声に浸りながら
心の中でわたしはこう叫んだ
“ 許さないわよ絶対 ”
強すぎるこの負の心情は
四角い窓を割ってしまいそうなほど
でも美しい歌声に惹かれてしまって
思わずわたしも心の中で口ずさんだ
ラララ...
わたしの痛ましく震える心も和ませる
海に抱かれるような心地のメロディー
そんな感想
歌声が響くビルの中に入った
ビルの中では歌声が聞こえなくなった
少しほっとして階段を上がる
荒ぶる気持ちは悟られたくない
静かな胸の鼓動は緩やかなカーブを描き
心の内をグルグルと回りだす
14年前
わたしの家族は離散した
...父親は姿を消し
...母親はひとりアパート
そして...わたしは施設に預けられた
今欲しいものはあたりまえの幸せ
過去には戻れないし
戻っても意味がないことも分かってる
だからこの気持ちにけじめをつけたいの
そんな感情
ビルの階段を7階まで上がってきた
長くのびるフロアの廊下を見渡す
1...2...3...4つめのドア
一家離散に追い込んだ憎いやつは
あのドアの向こうにいるはずたぶん
探偵さんありがとう
少し息が切れて落ち着かない
どうしよう
頭の先まで昇りつめてくる興奮が
いわゆる悪魔のそれとよく似ていて
止められそうにないわ
ドアに向かってゆっくりと歩き出す
握りしめたこぶしが震えて息荒く
何をしたって状況が変わるわけじゃない
ただ一発ぶん殴ってやりたい
そんな感覚
ドアの前に立ちサングラスをかけた
うそ...信じられない...
ドアの向こうから聞こえてくる声
それはさっきまでの歌声だった
わたしは混乱してしまって
だいたい2秒くらいの時間の中で叫んだ
『え!えーっ?!えっえっえっ?!なになにうそうそないないないそんなのあるわけないよー!!やだやだやめてなんでこのドアの向こうから歌声聞こえちゃうわけー?!この部屋にいるのはわたしの憎いやつなんだよー?!そのにっくーいやつがこんな小鳥のさえずりみたいな極上ささやきボイスで歌ってるとかありえなーい!!しかもこの予約の取れない超人気アロマヒーリングエステで流れてそうなリラクシングメロディーのせいでわたしってばまるで青く輝く湖に浮かぶ小舟の中ですやすやお昼寝中に天使の王子様にkissで起こされるっていう憧れ設定を妄想しちゃってハッピーラッキーガールみたいな気分に陥りそうになってるのを必死に我慢してるのにー!!あーだめだめ信じないよこんなのわたし!憎いんだから!歌声なんかにだまされないんだから!一発ぶん殴ってやるんだから!絶対変な顔のやつが歌ってるに違いないわ!うんうんいっかい落ち着こうわたし!...ふ~...うん...あれ...神?...これって神...あっ!応援してくれてる神がたぶんきっと!こうなったらやぶれかぶれ神頼み戦法しかないわ!!いっけぇーっ!!』
勢いよくドアを開けて
サングラスを床に投げ捨て
相手をにらみつけながら
こぶしを高く振りかざしながら
わたしは大声で叫んだ
「た、たのもぉーっ!!!!」
まさかのアレを彷彿とさせる
奇声にも似た声が部屋中に響き渡り
白い消しゴムみたいに歌声をかき消した
失敗した...
わたしは道場破りをしにきたわけじゃない
憎いやつの後ろ姿が見える
背が高くてスラっとしてる天使体型
天使は驚きもしない様子で
こっちに背を向けたまま
極上ささやきボイスで話しかけてきた
「ふふ、まさか道場破りのつもりかい?」
くっそー見透かされてるわ
風になびくサラサラの髪...
触れたくなるくらいに見とれて...
だめ...
相手のペースになってる
神頼み戦法が効いてない
果たし状を忘れたからかも
とにかく...
とにかく何か言わなきゃ...
負けたくない...
「そ、そんな道場なわけない」
謎のセリフを口にしたわたしは
こぶしをさらにグッと握りしめた
戦いはここから
まだ終わってないわ
道場は破ってなんぼのもんよ
全力ダッシュで天使に駆け寄って
その胸ぐらをつかんで
一発ぶん殴ってやるって
そう考えていた時
天使から思いがけない言葉が出た
「君に会えてうれしいよ」
なっ...
この天使は何を言っているのか
理解力の範疇を越えたセリフ
わたしはまた混乱してしまって
だいたい2秒くらいの時間の中で叫んだ
『ちょっちょっちょっ!ちょっとちょっとえー!!うっそーえっえっえっうそでしょ今わたしもしかしてもしかして天使に告白されちゃったのー?!えーだって「君に会えてうれしいよ」って今言ったよー?!え~なになに天使ってばわたしのこと好きになっちゃったってことか~そうか~わたしに惚れちゃったか~やむをえんな~まあ今のところシルエットはわたし的に合格なんだけど~もしそのフェイスがイケてたりしたら考えてあげなくもないかな~...ってばかばかばかわたしのばかっ!!憧れ設定天使の王子様から告られるバージョンの妄想はかどらせてどうすんのよー!!相手は天使っぽいけど憎いやつだった!うんうんいっかい落ち着こうわたし!...ふ~...うん...あれ...ロマンス?...これって...ああああっ!ロマンス詐欺よたぶんきっと!あぶないところだったわ!でもでも詐欺じゃない可能性も信じて恋人募集中です!!』
床に落ちたサングラスを拾い
冷静さを取り戻そうとするけど
困惑した表情を隠せてない気がする
そんなわたしを弄ぶかのように
天使は振り返った
揺れる髪
細くて長い指
透き通るような肌
いい人オーラ全開の瞳
8等身のパーフェクト天使
「えっ...あなた...」
目の前の天使は
わたしの知っている人だった
「あなた...シュレーゲル...?!」
......
ガラス越しに映る人影
その影は別の影に抱かれている
ふたつの影は許しを請うように
口づけに至らない距離で求め合う
寂しさを絡ませて
...これが、わたしの影
あ、ロンパメです。
「え、あ、ごめん、ちょっと待って...うん、その...何の話してたっけ?」っていう感じでたとえ聞いたところで耳にも頭にも残ることのない聞くと逆に損した気持ちになるであろう尋常ではない不利益加減を放つおぞましい話がこともあろうに深夜のラジオで放送されるというあってはならない重大事故が発生しちゃった結果その破壊力たるや凄まじく偶然とはいえ不幸にもそのラジオをリアタイしたほぼ全員が壮絶な不利益を感じてしまって電子掲示板の不利益に関するお悩み相談スレが光の速さで伸びに伸びて損害賠償的な大人の話にまで発展してその矛先は当然のことながら放送したラジオ局でそのことに焦ったラジオ局のプロデューサーが海外逃亡の道を画策していそうでしたが、先日は森林にある駐車場に行ってきました。
森林と言えば、クル活ベストスポットの第一候補ですよね。では皆さん想像してみてください...もしもその森林に駐車場があったとしたら...ほら、ね。分かりますよね?つまりこれがどういうことかと言うと、その言葉の通りです。で、そんな奇跡とも言える誰得森林駐車場(言い方)を発見したしろデミちゃんは「そっか...じゃあとりあえずかくれんぼね!」っていう脈絡とか伏線とかをすべて無視する暴れん坊セリフを言ったかと思ったら『あれ?しろデミちゃんは?』ってなってうそもうかくれんぼ始まっちゃってた!!
こんな風にね!

(哀愁かくれんぼ)
かくれんぼに依存してしまうわ。

(もういーかい)
かくれんぼの甘い罠...か。

(まーだだよ)
これも神の仕業かしらね。

(もう暗いし帰ろうよ)
ほら、出ておいで。

(はーい)
さて、法定12か月点検という言葉がありますが、しろデミちゃんも今月か来月には実施することになりました。そんな誘いがありました。点検というのはナイーブになりがちですが、この先もずっとしろデミちゃんと一緒にいるために必要なことなので負けたくはありません。(意味不明)しろデミちゃんはと言うと、そんなナイーブな気持ちなんてパァーッと吹き飛ばすようなかわいさをアピールし始めちゃってあざとくて上等ひとり勝ち狙ってかわいさMAXレッツファイヤー!!(語彙力)
それってこんな感じかも!

(こ、これは?!)
ナイーブなんてそんなの!

(くる...くるぞ)
関係ないね!

(閃光ひらきなおりの術!)
いっくよーっ!!

( Let's Kawaii ! Carnival Dance ! )
パァーッ!!!!
(なんとぉーっ!!)
“僕の左手と君の左手
手をつないでなくても繋がってる”
夏っていつ始まっていつ終わるの?
知らないよそんなの。
あ、見て、流れ星。
ほら、やっぱりしろデミちゃんはかわいいです。
ロンパメバーグ
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Posted at
2024/08/18 13:00:11