![ジャガー Eペース P250 試乗 ジャガー Eペース P250 試乗](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/041/371/124/41371124/p1m.jpg?ct=d60bf85eb1d2)
友人とジャガー・Eペースの試乗をして来ました。
カタログスペックを紹介します。
全長4410mm×全幅1900mm×全高1650mmで、車重は1900kg。
エンジンは2.0Lディーゼルターボ(180ps/43.8kgm)と、2.0Lガソリンターボ。
ガソリンターボは249ps/37.2kgmのP250と、300ps/40.8kgmのP300の2種類。
それぞれ装備によって「S」「SE」「HSE」と3種類のグレードがあり、スポーツモデルの「R-Dynamic」にも3種類のグレードがありますので、エンジンとの組み合わせは実に18種類。
更に素モデルや限定のファーストエディションがあり、オプションもかなりの数になるので、本当に自分だけの1台が作れそうです。
全車4WDで9速AT。
価格はディーゼルが451万円(素モデル)~738万円(ファーストエディション)。
P250が475万円(素モデル)~738万円(ファーストエディション)。
P300が605万円(S)~759万円(R-Dynamic HSE)。
装備を盛り込むと結構高い。
黒のファーストエディションが展示してありました。
写真ですとかなりファニーな印象ですが、実車は結構迫力あるマスクでした。
ボディカラーが白などの方がエアインテークが目立って良いかなとも思います。
リアは近頃のジャガーのもの。
サイドから見るとやはり寸詰まりな印象は拭えません。
内装はファーストエディションと言うこともあり、赤ステッチが使われとても質感が高い。
EペースはFペースの小型版なのではなく、Fタイプの車高を上げて人を多く乗せられるようにしたモデルというコンセプトだそうです。
確かに内装の意匠はFタイプのものですね。
カイエンとマカンの関係に似ています。
ベビージャガーがフロントガラスに隠されているような遊び心もあります。
後席は全長を考えればこんなものだろうとのサイズ感ですが、もう少し背もたれが寝ていても良いかなと感じます。
それよりも硬いシートが気になるところ。
荷室はゴルフバックを入れてこんな感じです。
試乗車は白のP250で「S」のグレードです。
内外装共にこれで十分だと感じられました。
いつものようにお2人でどうぞのシステムでしたので、まずは友人から運転しました。
それなりに勇ましいエギゾーストが響きます。
足回りはSUVと言うよりはスポーツセダンに近い硬い足回りですが、不快な突き上げは押さえられています。
フロントガラスも大きく開放感があります。
お次は私の番。
コンフォートモードでも踏めばかなり刺激的な音と加速感が味わえます。
ダイナミックモードではメーター周りも赤く変わり迫力十分。
ATモードでもかなり引っ張るようになり、高音が響きます。
近頃の4気筒はスゴいですね。
パドルシフトはR-Dynamicではないと付かないそうです。
一方気になるのが交差点で曲がるために5~10km/hぐらいに落としてからの再加速。
信号待ちの停止状態からの加速ではあまり感じられなかったラグがあります。
これはどのモードでも見られました。
一瞬の間があるのでそこでアクセルを踏んでしまうと急加速が起きてしまいます。
また路面の轍などにハンドルをかなり取られました。
前後輪ともに235なのでそこまで太いわけではないですが。
車の加速の滑らかさとは対照的に、ステアフィールがどことなく鈍いと言うか、重いのも気になるところです。
総合的に考えればデザインが気に入ればアリだと思います。
走りの面でもP250で十分満足できます。
ただ後席は決して快適な環境とは言い難いですし、オプションも結構高いので、たとえP250でも乗り出しで600万円台にはなるのではないかと。
ここまで出すのならFペースの中古車でも良いのではとも思えます。
6気筒の新古車が700万円台ですし。
Eペースの方がよりスポーティーに振ったモデルだというのは分かるのですが、マカンがDCTを積んでいるような明確さをもっと打ち出した方が面白い存在になったでしょうね。
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試乗記 | クルマ
Posted at
2018/04/19 22:28:45