ずいぶん古いSFなんですが、読んだ当時の驚きと対処法とかを思いつつ・・・現在の状況(新型コロナ)を見るとアンドロメダ病原体という新たな病原体への対処法が1969年ころにSFという形で提示されてたんだなと。
原作者の
マイクル・クライトンは、当時に於いても、その後の出版や映画化に関しても素晴らしいものを出してました。
身近なものだとジュラシック・パークでしょうか。あれのスタートポイントとも言える樹液の化石である琥珀の中に偶然封じ込まれた蚊の血液からDNAを取り出してオリジナルを再生するって話。出版されたのは1990年*1でして遺伝子解析がスタートしたばかりの頃だったかな。今では2T(テラバイト)が当たり前のHDD容量が1Tbyte(テラバイト)を要求するデータ量だったような記憶が。無償公開されてるのをネット経由で取ってくるだけのことなんですが当時としては完全に解析されているわけでもないものを持ってきて「どうするんだ?」という時代のことでしたっけ。
それはさておき、
アンドロメダ病原体。Wikiを読んでいただくと未知の病原体の存在とそれに対処するチームの活動が丁寧に、あたかも「ありうること」として描かれている。
これが、現状におけるオミクロンの挙動になんか似てるなと思う。
とまあ、ここまでは(そのうち書こうかな)と思う程度だったんですが、本屋の新刊書籍コーナーを見て驚いた。左右の隙間もほったらかしの中で上下巻の1組だけ残ってた。(たぶん増刷されると隙間が埋められるはず)
「
アンドロメダ病原体 変異」がでてます。日本語版の出版日が2020年の5月でしたからタイミングも素晴らしい・・・計画してたとかそんなんじゃないはずですから。
さてお安くないから・・・どうしたものか。
*1:1990年は、Windows 3.xの時代でしてフロッピー2枚でPCが起動できた。
1984年に
Macintoshが発売されてフロッピーで起動してたかな。
遺伝子解析データが公開されたのは2000年以後。身近なところから始まって人間を対象としてものまで解析対象は様々です。
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Posted at
2022/01/15 10:36:43