人工知能に自我は芽生えるのか？

続いて2本目

トランセンデンス

人工知能の研究をするコンピューター科学者のウィル・キャスター
（ジョニー・デップ）とその妻エヴリン（レベッカ・ホール）はAIによる
新たな世界を夢見て研究を続けていたが、急激な科学技術の発展に
異を唱える過激派テロ組織RIFTのテロに遭い、全米各地のAI研究所
がテロに遭い研究員が毒殺爆殺され、ウィルも銃撃され運よく軽傷だったはずが、
ポロニウム中毒により余命1カ月を宣言される。

ウィルの体を救えないことが判った妻のエヴリンは、人工知能PINNの量子コンピューターに彼の意識をアップロード
して、意識だけでも救おうとする。

コンピューターの中で、第2の人生を得たウィル、その動きを察知したRIFTに急襲されるも間一髪ネットに逃げ出す
ことに成功する。

ネットに繋がることで、あらゆる知識や情報を得たウィルは田舎町に拠点を作ることをエヴリンに提案し、
それから2年…。

現実として、2040年ごろには開発されると予測されている人知を超える人工知能。

古くは手塚漫画のころから提唱されている人類VS人工知能の戦い。

大概のパターンは、人類を野放しにすると地球が絶滅するという結論に達した人工知能が反乱をおこすという
パターンですが、本作は未知の恐怖に侵された人類の方が人工知能を排除する方向でした。

既に記憶容量、精度、演算速度では人類を遥かに超えたコンピューターですが、思考能力が人類を超える日は
いつ来て、どのような世界になるのでしょうね。

ジョニー・デップ、人類から外れた役柄が多い俳優ですが、ついに人工知能役ですか、
次はどこまで人類から外れますかね。