獺と古狸の化かし合い

続けて3本目は

嘘八百

車で戸別訪問しお宝を狙う古物商・小池則夫（中井貴一）娘と共に堺の蔵のある家に
訪問し、お宝を探していた。
あるお宅で千利休が切腹直前に知り合いの医師に送った茶器の釣り書きと箱を見付け、
すべて贋作と言いくるめ、まとめて100万円で買い上げた。

実は本当に贋作で、途中で気付いた小池は売った相手を探し出したが、
これが贋作専門の陶芸家・野田佐輔（佐々木蔵之介）だった。

2人とも同じ古物商と結託した鑑定士に騙された過去があり、
結託して幻の千利休の茶器を仕立て上げ、報復と、一獲千金を狙うこととした。







骨董品や美術品、原価や作業時間に見合わない価格の付くことのある品物。

それだけに贋作や模倣品も多く、素人はおろか、その道のプロでも騙されることが有る品物で、
一攫千金を狙って素人が手を出すようなものでもないし、大概死蔵されて倉庫に眠っているだけで、
実用価値のないものですね。

こんなものは金持ちの道楽だったのを一般化させたのは、お宝鑑定団とヤフオクなんでしょうね。

コメディー映画のはずなんですが、笑えるところが無かったです。