吉永小百合　120本目の出演作品

最後に3本目は、北の三部作の最終章

北の桜守

第二次大戦終戦の年の春、南樺太に初めて桜が咲いた。
しかし8月ソ連の侵攻により、日本人は決死の逃避行に、
江蓮てつ（吉永小百合）の家族も、夫を残し、息子二人で逃げ出し、
何とか引揚船に乗る事が出来た。

時は流れ1971年、次男の修二郎（堺雅人）はアメリカで成功し、
アメリカのホットドックを売りにしたフランチャイズの日本社長として帰国、
旭川に1号店をオープンさせた。

網走市役所から電話があり、十数年ぶりに母親のもとを訪ねることとなった。









北の零年、北のカナリア、に続く3部作の最終章。
北海道に暮らす人々の姿を描いた作品群で、それぞれの映画の登場人物には関連性はありません。

記憶障害の症状が現れ始めた母親とともに思い出の地や、所縁の人々と会うことで、過去を追体験していくという物語。

途中に何度か挟まれる舞台演劇風のシーンは、ちょっと違和感がありましたかね。