ハンドガンのライフル化

8丁ものスナイパーライフルのエアソフトガンを所有してますが、
HOPアップ機能で20ｍ以上の距離の的を狙うのには適していますが、
近距離の精密射撃にはあまり向いていません。

日本でも日本エアースポーツガン協会(JASG)が主催する
APSカップというモノがあり、
ライフル部門は、10ｍ先の的を狙う競技が行われており、
その認定銃は現在新品ではほぼ入手不能な状態です。

ただ、ハンドガン部門の認定銃をライフル化するのは認められているので、大会に参加するつもりはありませんが、
公式ルールに則ったライフルを作って、自宅で精密射撃の練習をしてみようかと思い立ちました。

で、ベースとするハンドガンが必要なのですが、現在新品が入手できるものは
マルゼンのAPS-3　と　APS-1グランドマスターMkⅡ
のたった2種のみ。

APS-3は先日入手し改造しましたが、ライフル化するには、カスタムパーツが必要で、それらは品切れ状態。

APS-1は純正状態でスコープマウントが有るのでこちらをベースにすることに決定。


APS-1はエアコッキングボルトアクションハンドガンで、グランドマスターMkⅡは今年7月に再版された、
メーカー純正カスタムモデルなので、純正状態で10ｍの命中精度はほぼ保証されています。

ライフル化するにあたって自分に課した課題は、
１．ハンドガン本体はなるべく加工しないこと
２．ハンドガンに戻せない加工はしないこと
３．ストック部分に調整機能を設ける事


ARESのAS01用の調整式チークピースとバットプレートが着脱式だったのでこれを利用して調整式のストックにすることに。


ホームセンターで使えそうなアルミアングルやら合板などを購入して仮合わせを


内部のアルミフレームも単体で成立するように構成


バットプレートは競技用スモールボアライフル風に鉄パイプと木材で構成


合板で作ったサイドパネルを棒材で作り直し、ニスで着色。


ハンドガンの方も前後のサイトを外してスコープを装着


そして合体


これで構えてみるとグリップ下のパームレストに不満が出たので、角パイプで作り直し。
ハンドガードもコの字断面のアルミチャンネル材、マウントリングとマウントレールで構成し、
フォアグリップはアルミプレートと木材で、カラーで高さ調整できるように作成。


現状はこんな形のライフルとなりました。


アウターバレルがもう少し長いと見栄えは良くなりますけどね。

実際のライフルでは弾速が早いので、長いバレルの方が弾丸の加速や命中精度で有利ですが、
弾速が圧倒的に遅いエアソフトガンの場合、長いインナーバレルは滞留時間が長くなるため手ブレ等で
命中精度が落ちることになるので、長すぎないことも重要になるのでね。


ただ、肩当（バットプレート）部分のピッチと角度調整が出来ないのと、チークピースの位置が高過ぎて
スコープがハイマウントになり過ぎたので、ちょっと違った部品を仕入れて、ストック部分は作り替える予定です。


ちなみにボルト類は殆どをチタンボルトに交換し、入手できなかったものもステンレスに交換して有ります。