脳死は、人の死か？

さらに続けて3本目、

人魚の眠る家


姉と弟二人の子を持つ播磨薫子（篠原涼子）はIT機器メーカーを経営する夫
・和昌（西島秀俊）とは別居中。


妹の娘との3人を実母（松坂慶子）に預け、小学校受験のセミナーへ、
その最中突然の悲報が届く、娘の瑞穂がプールで溺れ、心肺停止に。
病院に駆け付けた二人に告げられたのは、
脳波が観測されず脳死状態であるとのことだった。

娘が脳死であると納得できない薫子は、様態が安定し長期脳死状態となった娘を
自宅療養に切り替えることとした。

そんな中、和昌の会社の研究員が研究していた、電気信号で人体を意思通りに動かす技術で、
娘の延命が出来る可能性が見出せ、夫婦はこの技術に一縷の望みを掛けることに。














東野圭吾原作の同名小説の映画化。

原作は読んでませんが、娘が溺れた原因も結末がどうなるかも最初の10分ぐらいで想像したとおりでした。

人体の一部を機械に置き換えるのはサイボーグ、この映画のようにその逆は何と呼ぶんででしょうかね？

自分の考えは、人間の死は心臓死よりもむしろ脳死の方が人の死として認められるように思えます。


生物としての死としては心臓死で生体活動停止がと思いますが、思考する動物である人は、思考が出来なくなった時点で、人としては既に死んでしまったと判断しても良いのではないかと思っています。

機械に繋がれて生かされるのなんて真っ平御免なので、尊厳死が認められたら真っ先のサインしたいと思っています。