興味ない人はスルーで。
個人的に思ってることなので、関係ないとつまらん内容と思います。
先に断っておきますね。
この時期になると、子供の発表会ってのがあります。
毎年寒い中、敷地内のボロいホールで
日頃の練習を見させてくれました。
少子化で園児数の減る中でも楽しい発表をする子らを見て
親ばか集団がニコニコな時間を過ごしてたわけです。
が、法人が変わり人気園となり園児数が急増。
方針も変わり、今年度からは地区のホールを借りての実施。
しかも内容はがらりと変わり、
「高度教育的」な内容になる模様。
エアコンの効いた大きなホールでの実施になるのはいいけど、
これまでの暖かい時間とは違うんでしょうね。
残念がる声が多く出ているのは事実です。
この「高度教育」を期待して入れた親は喜ぶのでしょうが、
何代もここで育てられた、いわゆる土着のリピーターには
これまでの独特の方針がガラリと変わったことには
困惑を隠せない現状です。
自分も今では現場から変わり法人経営に関わっていますので
こういう変化というのは他人事ではありません。
現実では理想追求はアシを引っ張ります。
少しでも経営安定を考える以上は、
一気に人気を出せる計画を打ち出して大改革をしないといけません。
しかしその半面で何世代もに渡り構築されてきた「色」が
新しい色で薄められてしまいます。
その結果固定層を失うことになります。
必ず組織には「色」があります。
一過性の「変色」では一見さんには受けても
長期のビジョンでは増収の主な存在にはなり得ません。
とはいえ、そういう層を取り入れるのも今の時代は重要なんですね。
ですのでいかに自分らの「色」を大切に維持しながら
新しい要素を取り入れて、
これまでの層に受け入れてもらえるかのサジ加減が経営の腕といえるんです。
前に在籍していた病院は総合病院で、
いろんなことで利用した患者さんがいました。
一度病棟を周っていたとき、女性の親子二人組に声を掛けられました。
若い方の女性、20代と思われましたが、
この方がかつて産科のあった時代にココで生まれたので
懐かしいのでその病棟を見たいとのことでした。
産科廃止後は閉鎖されている病棟ですが、
普段から誰でも入れるのでご案内。
お母さんが別件で内科に入院されてて、
暇つぶしに院内見学されていたとのことでした。
昔懐かしい話をされながら歩いておられましたが、
その方々にとっては「子供が生まれた病院」という
貴重な経験をした場所であるわけです。
こちらは大勢訪れる患者さんの一人。
それぞれがどんな思いかなんてイチイチ考えて相手していられないのが
実際のところです。
しかも高給取りの仕事しない偉い医者の人件費でアップアップしてる現状。
どこがええんだ?的な感じでみんな仕事していました。
しかしその方々の話を聞くうちに、
当時の良かった体験談を今の状況に照らしあわしてみると、
意外にもその「良い所」は今も引き継がれているんです。
でもそれを十分に出し切れておらず、
見かけ勘定ばかりをみんな追及していました。
各セクションで良いとこ探しをして周ったのは言うまでもありません。
従事する仕事は毎日同じでも、
そこを利用する人にとってはそこの色が好きで想い出で来ているかもしれない。
その想い出を生んだ「色」を忘れずにしたいものです。
こういう時代だからこそ、経営陣はその基本を忘れずに
今の時代にあった新しい要素と組み合わせて
腕を発揮してもらいたいものです。
その得意なのが日本民族だったのではないかと思います。
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Posted at
2013/02/07 00:52:26